少尉殿といっしょ【鯉登音之進】 (ページ20)

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ぴと、と暖かい手が私の背中に触れた

「ちょ…！」

鯉登「こ、こっちを見っな！！見えてしまう！！///」

そう叫ばれて私は背中を丸める

そんなに大きくはないけど小さくもない胸を隠すように体を動かした

鯉登「勘違いすっな！ただ背中を拭いてやろうち思うたんじゃ！///」

「んえぇ…なら声掛けてくださいよ…」

手ぬぐいを貸せと言われ後ろに手ぬぐいを回す。

彼はそれを受け取って、私の背中を拭き始める

鯉登「白うてふわふわじゃべすべしちょっ…。おなごは皆こうなんか？」

「ぇ…わかんないです…」

私はふと思った事をそのまま口にしてみた。

「鯉登少尉は女性経験ないんですか？」

そう聞くとｷｪ!?と小さく呟いた声が後ろから聞こえた。

少し間が空いて鯉登少尉殿がぶつぶつ呟き始めた

鯉登「…ない…触れたこともあまりなか…」

「…の割には私の背中拭くの進んでやってくれるんですね」

鯉登「そりゃあ……、やはり辞めた」

「え、なんですか気になる」

そう言うと彼は後ろから私の寝巻きを掴んで上まで上げてくれた

鯉登「いや、気が向いたやまたゆちゃる！」

ははは、と彼は笑った