【刀剣乱舞】お前らを今から救ってやるよ！！ (ページ27)

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潜入ページ27

「着いたわ」

『っ～～………！』

「どうしたの？」

『いえ…………何でも』

すごい臭いだ。鼻がもげそう
下水道の奥深くそれか、ごみ処理場と同じ位……………いや、下手したらそれ以上だ
自然の中で、嗅覚が鍛えられた俺にとって入り口約三十メートルの場所でもギブアップ

「はいこれ…………て、本当に大丈夫なの？」

『はい…………。気にしないでください』

「そうなの？」

コノハ先輩は、心配してくれてるのだろう
代わりにスーツケースを持ってくれた
そのお陰で、体力を使わずにすんだ

「通信機着けた？お面は？」

『はい………着けました……………』

「じゃあ、行くわよ」

ピーンポーンとインターホンを押す

やべー、緊張してきた………

大きな扉が、ギギギと重くきしみながらゆっくりと開く
すると…………

「あ！政府の方ね！お待ちしておりましたぁ！」

四十才といったところか……
あった瞬間漂う、鉄の臭い
女性とは、思えない濃い化粧

「こんにちは」

『ご、こんにちは』

若干引き摺らせ、笑って挨拶する
顔を上げて、先輩を見た

コノハ先輩すごいっすね
営業スマイルで、なんとか持ちこたえてはいるが、手の血管が浮き上がっている

「ささ、どうぞどうぞ！」

「え、えぇ………失礼します」

『お邪魔します…………』

あ、頭が痛い
お面してるのに…………
こりゃ、一日も持たないかもな