お泊まりは夜が大事だから次の日眠い ページ30
今回はシンプルに男女で部屋を1つずつ用意した。
男子部屋では浴衣に着替えた各々が夕食の時間を待っていた。
銀時は来る時に着ていた服をカバンに仕舞おうとすると見覚えのない色が目に入る。
「ん?なんだ…?」
それを手に取ろうとすると襖が開かれ声をかけられる。
「ぎ、銀時さん…」
Aだ。なぜかすこし戸惑った様子でよそよそしい。
「どうしたんですかAさん」
銀時も口調を合わせて返すとAは気まずそうに問いかける。
「あの、銀ちゃんの荷物に入ってなかった?…その、私の…」
言われて手元を見返すと銀時の手には花柄とレースがあしらわれた女性物の下着が握られていた。
おそらくAのものである。
「おー、これ?」
なんでも無い様子で銀時が手を上に持ち上げるとAは慌てて飛びかかる。
「ちょ!!みんなの前で辞めてよ!!」
さっと手でそれを引っ込めた胸元には浴衣の下に何かを着けている様子はなく滑らかな膨らみが柔らかそうに腕に寄せられていた。
「銀ちゃんのばか」と態度をツンとさせてAが出ていくと部屋は静まり返ったあと一斉に盛り上がった。
「み、見ちゃった!姉上以外のやつ初めて見ました!!」
「やっべぇ銀さん触っちゃったよ!どうする!?触っちゃったよ!!」
頭を抱えたり地団駄を踏んだりする新八と銀時に珍しくテンション高めの沖田が割って入る。
「まってくだせぇここにアレがあったってことは…浴衣の下は裸?だとしたらデカくね」
キメ顔で最低なことを言う沖田に土方は「バカか」と頭を小突く。
「一見デカく見えるがCってとこだろ。あいつは細いから相対的に錯覚が起きる。気をつけろ。」
「いや気をつけろじゃ無いからねトシ!今1番怖い発言してるのお前だからね!」
またしてもキメ顔で難しいっぽい言い方をする土方に近藤が指を指す。
今まで悶えていた銀時が思い出したかのように我に帰ると襖を開けて外に出ようとする。
「あれ、どうしたんですか?銀さん」
疑問に思った新八が声をかけると銀時は固く誓いを立てるような顔で振り返る。
「ちょっとAの胸確かめてくる。」
「俺も行きます。俺らが普段どれだけの偽乳で騙されてるのか調べに行かねぇと。」
続いて名乗り出る沖田に新八が声を上げる。
「沖田さんまで何言ってんすか!もれなく全員変態か!!やめてくださいよ…向こうには神楽ちゃんや姉上も居るんですから」
しばらくして落ち着いた男子組は胸会議に続いて尻会議も進めた。
恋バナしなけりゃ始まらない→←妄想の方が100倍萌えるでしょうが
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あまたのしずく(プロフ) - ぱぴこさん» コメントありがとうございます!暖かいコメントに安心出来ました。小説の下書き感覚ではありますが、以降が確定するまでは下書き感覚で時々更新していこうかなと思えました。拙文ではありますが、良かったらこれからも読んで下さると嬉しいです! (1月22日 10時) (レス) @page38 id: 815a4cedef (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - 作者様がちょっとでも無理だなとかそういうこと?思ったなら移行を考えてもいいと思います。個人的にはこの小説がすきなので作者様に続けて欲しいとこもあります。ですが最終的には作者様次第だと思います!重く考えず、楽な方を選んでもいいかもしれないです。 (1月3日 15時) (レス) @page38 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまたのしずく | 作成日時:2021年9月14日 4時