温泉旅行いくなら行くって言ってよ！ ページ28
旅館に併設された温泉は露天風呂で、夏の夜らしく控えめな鈴虫の声が夕焼けの空に木霊していた。
「ひゃっほー！めっさデカい風呂アル！」
1人で先に脱衣所をくぐり抜けた神楽はまだ服も脱いでいないと言うのに待ちきれずに風呂の戸を開けていた。
続いてお妙と九兵衛が脱衣所へ足を踏み入れる。
「神楽ちゃんとっても楽しそうね」
お妙の微笑む声に続き九兵衛の呼びかける声が脱衣所に響く。
「Aちゃんもはやく入らないか？」
「あ、はいはーい！ただいまー！」
遅れて扉を開いたAの目の前には楽園が広がっていた。
下着を脱ぎ終わった神楽がその下着を投げ捨てて風呂場へとかけていったのだ。
Aの生涯に一片の悔いなし、である。
風呂場。みなで体を洗い終えるとお待ちかねの温泉である。
艶やかな女体は揺らめく水面の下で眩く光を反射して、夕日の加減かはたまた温泉の熱気に当てられて淡い桃色に色づいている。
その様子を目に焼き付けたAは非常に嬉しそうである。
「…ご馳走様です」
湯加減や湯の効能の話で盛り上がっている3人に聞こえないようにそっと呟いたAであった。
妄想の方が100倍萌えるでしょうが→←二日酔いにはしじみの味噌汁
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あまたのしずく(プロフ) - ぱぴこさん» コメントありがとうございます！暖かいコメントに安心出来ました。小説の下書き感覚ではありますが、以降が確定するまでは下書き感覚で時々更新していこうかなと思えました。拙文ではありますが、良かったらこれからも読んで下さると嬉しいです！ (1月22日 10時) (
レス) @page38 id: 815a4cedef (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - 作者様がちょっとでも無理だなとかそういうこと？思ったなら移行を考えてもいいと思います。個人的にはこの小説がすきなので作者様に続けて欲しいとこもあります。ですが最終的には作者様次第だと思います！重く考えず、楽な方を選んでもいいかもしれないです。 (1月3日 15時) (レス) @page38 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまたのしずく | 作成日時：2021年9月14日 4時
