夜這いはしょっぴかれる覚悟でやれ ページ14
・沖田side
自室で眠っている沖田の耳に僅かであるが息遣いが聞こえる。寝息と言うには荒々しい怪しい呼吸だ。
それは右隣の部屋から聞こえる。隣室は角部屋で今は空き部屋のはず。
気になった沖田は襖をそっと開き顔を覗かせる。
そこには女が2人。Aと神楽が居たのだ。しかし沖田は2人が居たことよりももっと衝撃的な映像に驚くことになる。
Aは神楽の肩口に顔を近づけて息を荒らげていた。小さな声で「神楽ちゃん」と名前を呼んでいた。
「…なにしてんの?」
驚きのあまり標準語で声をかける沖田。それに驚きがばりと起き上がるA。Aがぎこちなく振り返ると目が合った。
「え、あ、いや、ちがうから!なにもしてないから!嗅いだだけ!ちょっと嗅いだだけ!」
「まだ何も言って無ェんですが。」
明らかに動揺した様子のA。とりあえず話を聞くことにした。
「そっか隣沖田くんの部屋だったんだ…。ごめんね」
申し訳無さそうにしているAに気になった質問をする。
「アンタあいつのことそういう目で見てんで?」
「えっなに?………沖田くんも?」
「分かりやした、それは死んでも無ェんで安心してくだせェ。」
「はー良かったー。こんなイケメン相手じゃ敵わないもん」なんてへらりと笑われる。
(こっちの気も知らねぇで)
「そんでこんなに人が寝てる場所でどこまでしようとしてたんですかィ?」
「どこまでなんてそんなこと…」
「で、感想は?」
「すごくいい匂いした。興奮した。」
この女チョロい。沖田は内心でその可愛げのあるところにときめいた。
(やっぱりイイ女だ。どうやって振り向かせようか…)
男は戦いで友情を知り女は涙で友情を知る→←マセた女は基本的に塩対応
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あまたのしずく(プロフ) - ぱぴこさん» コメントありがとうございます!暖かいコメントに安心出来ました。小説の下書き感覚ではありますが、以降が確定するまでは下書き感覚で時々更新していこうかなと思えました。拙文ではありますが、良かったらこれからも読んで下さると嬉しいです! (1月22日 10時) (レス) @page38 id: 815a4cedef (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - 作者様がちょっとでも無理だなとかそういうこと?思ったなら移行を考えてもいいと思います。個人的にはこの小説がすきなので作者様に続けて欲しいとこもあります。ですが最終的には作者様次第だと思います!重く考えず、楽な方を選んでもいいかもしれないです。 (1月3日 15時) (レス) @page38 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまたのしずく | 作成日時:2021年9月14日 4時