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「え、じゃあ私は佐久間さまに食べられちゃうの?」



こてんと首を傾げたら佐久間さまはポンポンと頭に手を乗せてくる。


向かい側の席で「なんやA可愛らしいなったなあ」なんて声がしたけど、それってなんか失礼じゃない?




「今ねえ、どうやって美味しくいただこうか考えてるとこだよ〜」

「…え、まじ?」



らうるが若干引き気味。

当の本人である私は食べ方を吟味されてるようだけど、不思議と怖くないんだよね。


佐久間さまといると逆に落ち着きすぎてふにゃけちゃう。





「桃姫ってさ、どうやって産まれたの?」




何を突然に。

亮平さんは、とても真剣な表情で私と佐久間さまを見つめる、と言うより睨む。こわ。



「えっと、川上からどんぶらこっこ〜どんぶらこ〜と桃が流れてきて、それを斬ったら中に私がいたんだって」



最初は嘘だと思ってたよ。

こんな御伽噺のような事あるわけないじゃないって。

けれど人より成長が早い自分にあれは嘘じゃないなって。

それに今となっては、鬼と名乗る佐久間さまも居るし。








「へえ」

「…………」



興味が有るのか無いのか、亮平さんは刺身をパクリと食べて佐久間さまを一瞥したあと、



「じゃあ、その桃は誰が流したんだろうね」

「………」



と、なんだかとんでもない事を言われたような気がした。


確かに……誰?



「……まあまあ、あべちゃん。そんな怖い顔して食べても美味しくねえからさ。とりあえずご飯は美味しくいただきましょう!」

「………」

「せ、せやな! こんな豪勢な食事何日ぶりやってなもんやしな!」

「俺なんて食べたことないものばっかりだよ」

「にゃはは! だったらたんとお食べ!」




ちょっとだけ腑に落ちない点を残しつつ、楽しい食事は終わった。









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設定タグ:SnowMan , 佐久間大介 ,   
作品ジャンル:恋愛
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ゆきんこ(プロフ) - 佐久間推しさん» コメントありがとうございます!一気に読んでもらえて光栄です。続きもそろそろ終盤ですのでどうぞ楽しんでください(^^) (2020年11月22日 23時) (レス) id: 0a7632b1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 佐久間推しさん» コメントありがとうございます!一気に読んでもらえて光栄です。続きもそろそろ終盤ですのでどうぞ楽しんでください(^^) (2020年11月22日 23時) (レス) id: 0a7632b1c0 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間推し - お話が面白くて一気に読み進めてしまいました〜!!続きも楽しみです! (2020年11月21日 8時) (レス) id: b5372a6ba4 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - しーさん» ありがとうございます!!お話書かれてるんですね!?よし見に行かねば!! いえいえ彼への愛があれば素晴らしい作品のはずです!一緒に楽しんで書きましょうね(^^) (2020年11月4日 9時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - しーさん» 鬼佐久間さんに是非惚れてください(笑)食べられて良いなんて言っちゃったら、今夜辺りに来ますよ?(笑)まだドキドキシーンがあると思いますが楽しんでほしいです!ありがとうございました! (2020年11月4日 9時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2020年10月24日 1時

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