四の罪 ページ5
驚きに目を見開きながら、ニアは言葉を紡ぐ。
ニア『君、妖精霊だね？しかも"一度死んだ"』
？「？！」
その発言に、聖騎士の男も驚いて目を見開いてニアを見る。
？「何故分かったんだい？」
軽く光を出すと、聖騎士の男から若い少年のような姿に変わった。
ニア『俺は昔から色んなものをよく見てきたからね〜。成る程、それが君の本来の姿』
興味深い表情で少年を見ていると、腕の中にいるメリオダスが動く。
ニア『おっと！メリオダス？ちょっと眠ろっか？』
メリ「……z」
手のひらから温かな光を出してメリオダスに開けると、静かにその瞼を下ろして眠った。
ニア『君！名前は？俺は二アクトラ！ニアって呼んで！』
満面の笑顔でそう告げると、少年は一瞬顔をしかめたが、渋々口を開く。
「……ヘルベラム」
ニア『そっか！ヘルベラム！人を憎むのは勝手だけど、それじゃあ何も生まれないよ！考え直さなきゃ！』
明るい声で言ったニアに、ヘルベラムは驚いて再度目を見開いた。
ヘル「何故、何故ちみがそれを！」
ニア『っ？！』
突然感じた強い魔力が、ニアを襲う。
？「団長を！離せ！」
ニア『待って待って待って！ヤバイよこれ！』
先程ニアが立っていた場所は大地が裂け、粉々になっている。
ニア『嫉妬の罪！ディアンヌ！少し話を聞いてくれないか？』
ディ「問答無用！」
次々と攻撃をしてくるディアンヌに、ニアは冷や汗をかきながらヘルベラムへ視線を向けた。
ニア『ヘルベラム！逃げろ！ここは危ないぞ！』
ディ「余所見とはいい度胸だね！」
全く話の聞く気がないディアンヌに、ニアは半ばヤケクソになり、思いっきりメリオダスをディアンヌ向け投げる。
ニア『君の大好きな団長返す！』
ディ「な、なんでそれ知ってるの！/////」
あからさまに動揺するディアンヌの隙をつき、ニアはディアンヌと反対方向に逃げた。
ニア『バイバーイ！巨人族の可愛いディアンヌさん！』
ディ「ちょ！ちょっと待って！」
制止を聞かずに、ニアは瞬間移動の魔法を使いその場から離れる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後、落ち着いたディアンヌはエリザベス達と合流し、メリオダスも目覚めた。
エリ「メリオダス様！ご無事で！」
メリ「エリザベスも無事か」
感動の再会のような二人だが……
バン「団ちょ♪」
思いっきりバンがメリオダスの頬を殴り飛ばした。
バン「とりあえずこれでチャラな♪」
メリ「おう」
何も語ることなく、二人は互いに笑い合う。
続く
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年12月4日 8時) (
レス) @page5 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続き待ってます(^^) (2020年10月21日 21時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
瑞月(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続きが気になります!更新楽しみに待ってます！ (2019年10月7日 8時) (レス) id: eb916a53d0 (このIDを非表示/違反報告)
腐女神だぜ☆(プロフ) - わあ、おっもしろそうだァァァ、更新頑張ってください。応援してます。好きです。 (2019年8月19日 5時) (レス) id: b63828eb3d (このIDを非表示/違反報告)
あばば - ヘルベラムじゃなくてヘルブラム (2019年7月30日 16時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
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