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小｜中｜大｜俺が本当に小さな頃だった。


『お〜い！メリオダス〜！こっちに来いよ〜！』


その身に巨大な闇を抱えながらも、彼は陽気に笑っている。


『見ろ見ろ！あれが"女神族"だ！』


彼はいつも好奇心いっぱいで、小さな俺よりも自由奔放だった。


『メリオダス！お前も自由に生きていけ！きっと楽しいことで溢れかえるぞ〜！』

メリオダス「なんだよ。それ」


ニシシと笑うのが癖の彼は、その容姿とは打って変わって力強く分厚い手で俺の頭を撫でる。


『いいか？憎しみを持てば、そこからあらゆる憎しみの連鎖が起こる。そんな生き方は絶対にするな。それが、笑って生きていくための秘訣だ』


心地よい声色で言う彼の言葉は、俺の中にストンと入って来た。


『メリオダス。お前が本当に守りたいと思うものだけに、その力を使え。それ以外で使うことは、絶対に駄目だ』


なによりも優しく、そして心強かった彼との幸せな日々、それは突如として消えた。






メリオダス「"兄貴"！！」



『メリオダス、けっして、にくしみを、もつ、な。それは、いらぬ、もの、だ。な？しん、ぱいせ、ずとも、また、あえる』







それを言い残して、彼は、俺の"兄貴"は死んだ。執筆状態：連載中