三の罪 ページ4
きょとんとした顔で足元の豚を眺める。
「俺は豚じゃねぇ！"ホーク"だ！」
ピンク色の豚ホークに、またきょとんとした顔で首を傾げた。
ニア『ポーク？』
ホー「ホークだ！」
名前を間違えたことに怒ったホークに、ニアは笑いながら『ごめんごめん』と言う。
ニア『それより、エリー。これは一体どうゆう状況なんだ？』
エリ「…実は」
エリザベスは、今まであったことを事細かくニアに説明をした。
ニア『成る程。聖騎士が……』
エリ「はい。それで」
う〜ん、と頭を悩ませていると、ふと嫌な気配を感じとる。
ニア『？！エリー！屈め！』
エリ「へ？きゃっ！」
ニアがエリザベスを守るように覆い被さった瞬間、凄まじい地鳴りと土煙が起こった。
ニア『っ……』
強い衝撃がやみ頭を上げてみると、そこには……
エリ「メリオダス……様？」
メリ「……」
黒いものを見に纏ったメリオダスが、ぽつんと立っている。
メリ「…スンスン」
メリオダスはエリザベスの匂いを嗅ぐと、すぐに片手で黒い翼を作り飛び立った。
エリ「今のは一体…」
ニア『これはヤバイな』
冷や汗をかきながら、ニアは顔を歪める。
エリ「どうゆうことですか？」
ニア『エリー。とりあえず、ホークと一緒に逃げろ。今のメリオダスは危ないからな』
すっと立ち上がったニアの服を、エリザベスは掴んで止めた。
エリ「ニアお兄様。どうなさるおつもりですか？」
不安げな顔を浮かべるエリザベスに、ニアは一瞬きょとんとしたが、すぐに優しい笑顔を浮かべる。
ニア『なに、エリーが心配する必要はないよ。ただ、メリオダスを止めに行くだけだから。な？』
子どもに言いかけるように声色で、頭を優しく撫でながら言うニアに、エリザベスは不安げな顔を浮かべながらも頷く。
ニア『よし。じゃあ出来るだけ遠くに行くんだぞ？危ないからな』
エリ「はい！」
素直にさっきの衝撃で気を失ったホークを抱えて遠くの方に行くエリザベスを見送り、ニアはメリオダスの方へと瞬間移動した。
ニア『多分ここら辺、いた』
視線の先には、一人の聖騎士と戦うメリオダスがおり、すぐに二人の間に入って止める。
ニア『はーい！ストップ！』
メリ「……」
攻撃をしようとしたメリオダスを、真っ正面から受け止めた。
？「ちみは一体誰だい？止めてくれたのはありがたいが」
緑色の頭をした聖騎士の男を見て、ニアは目を見開く。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年12月4日 8時) (
レス) @page5 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続き待ってます(^^) (2020年10月21日 21時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
瑞月(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続きが気になります!更新楽しみに待ってます！ (2019年10月7日 8時) (レス) id: eb916a53d0 (このIDを非表示/違反報告)
腐女神だぜ☆(プロフ) - わあ、おっもしろそうだァァァ、更新頑張ってください。応援してます。好きです。 (2019年8月19日 5時) (レス) id: b63828eb3d (このIDを非表示/違反報告)
あばば - ヘルベラムじゃなくてヘルブラム (2019年7月30日 16時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
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