二の罪 ページ3
あれから約3000年という月日が流れて行き、相変わらずニアは自由に生きていた。
ニア『おお！祭りがあるのか！』
偶々来た街で、なにやら"喧嘩祭り"なるものがあるらしい。
「そうだ。喧嘩祭りって言ってな〜、男どうしの殴り合いだよ」
ニア『喧嘩祭りか〜、ふむ。怪我人がでるな、辞めておこう』
流石に生身の人間相手に魔神の力は強すぎるため、渋々断念して観戦する。
ニア『ん〜、なんだろうな。変わった名前だな』
ニアは次々と呼ばれる名前を聴きながら、そんなことを言っていた。
ニア『ただ、"メリオダフ"って、まるでメリオダスって言ってるようなもんだよな〜』
視線の先に映るのは、大好きな弟・メリオダスと、仲間であろうバーン。
ニア『これは、危ないかもな〜。街の方に行ったこ。多分まだ終わらないし』
ちょっと飽きてきたニアは、軽食をとりに街へと繰り出す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
適当に食事をしてのんびりとしていると、辺りが騒がしくなってきた。
ニア『おいおい。そんなに慌ててどうしたんだい？』
「グエッ！」
走り過ぎていこうとした男性の襟を掴んで止める。
「なにすんだテメェ！」
ニア『いやいや。だから、なにがあったの？』
喧嘩腰の男性に、ニアは両手を軽く振って笑いながら言う。
「"七つの大罪"が現れたんだ！お前も逃げねぇと！殺されるぞ！」
思い出したようにいった男性は、すぐに走り去ってしまった。
ニア『殺すねぇ。多分だけど、大罪の方じゃなくて、聖騎士でしょそれ』
興味なさげに呟いたニアは、会場の方へと足を進める。
ニア『結構ヤバイ予感がするから急ぐか』
瞬間移動を使い、メリオダスがいるであろう場所へと移動した。
ニア『多分ここら辺だけど……。あれ？あれは…』
キョロキョロと辺りを見渡していると、遠くの方に見知った少女を見つける。
ニア『ああ！やっぱりそうだ！"エリー"！！』
？「？！ニアお兄様！」
ニアは、エリーことエリザベスに走って近寄って行く。
ニア『エリー！大きくなったな！前は豆粒くらいだったのに！』
エリ「ニアお兄様！お久しぶりです！元気そうでなによりです！」
エリザベスを高く持ち上げてきゃっきゃうふふしていると、足元の方から声が聞こえた。
？「おいお前！エリザベスちゃんを降ろせ！」
ニア『ん？なんで豚が喋るんだ？』
こんがり焦げ色の豚が、ふんふんと鼻を荒だてている。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年12月4日 8時) (
レス) @page5 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続き待ってます(^^) (2020年10月21日 21時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
瑞月(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続きが気になります!更新楽しみに待ってます！ (2019年10月7日 8時) (レス) id: eb916a53d0 (このIDを非表示/違反報告)
腐女神だぜ☆(プロフ) - わあ、おっもしろそうだァァァ、更新頑張ってください。応援してます。好きです。 (2019年8月19日 5時) (レス) id: b63828eb3d (このIDを非表示/違反報告)
あばば - ヘルベラムじゃなくてヘルブラム (2019年7月30日 16時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
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