23話 ページ25
〜〜港(海の近く)〜〜
遊郭船が墜落して海に落ちた後に沈んだ船から脱出することが出来た姫色達は近くの港まで泳いでそのまま陸に上がってなんとか無事に助かった。
新八「幸い海の上だったからよかったものの。街に落ちてんのたらどーなってたことやら・・・あんな無茶苦茶な侍見たことない。」
お妙「でも結局、助けられちゃったわね。」
お妙と新八はそう言って役人と揉め合ってる銀時を見てあの銀髪の侍はかなり荒っぽいやり方だけど自分を助けてくれた命の恩人だから仕方ないと少し笑いかけた。
銀時「んだよォ!!江戸の風紀を乱す輩の逮捕に協力してやったんだぞ!!パトカー拝借したのくらい水に流してくれてもいいだろうが!!」
役人「拝借って、お前・・・パトカーも俺もボロボロじゃねーか!!ただの強盗だ!ボケ!」
銀時「元々ボロボロの顔じゃねーか!!かえって二枚目になったんじゃねーか!」
役人「マジでか!!どのへん!?」
銀時「おい!雪美!姫色!お前らもこの税金泥棒共になんか言ってやってくれよ!?」
姫色「知るかァ!誰のせいでこっちは死にかけたと思ってんのだよォ!?(怒)」イラッ
雪美「役人さん、この腐れ天パを逮捕するなり好きにしちゃってもいいわよ。(怒)」イラッ
役人達と揉め合ってる銀時と雪美を見てあの二人の事をもっと知りたくなった新八はあの二人達のいる事務所に働いていいのかお妙に聞いてみた。
新八「・・・姉上。俺・・・」
お妙「行きなさい。あの人の中に何かを見つけたんでしょ。」
新八「!」
お妙「行って見つけてくるといいわ。貴方の剣を。私は私のやり方で探すわ。大丈夫。もう無茶はしないから・・・私だって新ちゃんの泣き顔なんて見たくないからね。」
新八「・・・姉上。」
新八の父『例え、剣を捨てる時が来ても魂におさめた真っすぐな剣だけはなくすな。』
新八「・・・・・・・・・・・・・・・」
父上・・・
この男の魂いかなるものかひどくわかり辛いですが・・・
それは鈍く・・・
確かに光っているように思うのです。
今しばらく、傍らでその光・・・
眺めてみようと思います。
つづく
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作者名:黒魔霊歌&不思議の国の有栖 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年3月29日 9時