10話 ページ12
〜〜とある飲食店〜〜
そいつは・・・
侍というにはあまりに荒々しく・・・
しかしチンピラというにはあまりに・・・
真っすぐな目をした男だった。
銀時「店長に言っとけ。味はよかったぜ。」
雪美「・・・銀時、何してるの？」
姫色「役人が来る前にさっさと行くぞ。」
役人達がこっちに来るど前に早く外に出て逃げようと銀時と姫色と雪美は店に出て行った。
新八「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
新八は店に出て行った銀時と雪美と姫色の後ろ姿を見てあの人達は一体何者なんだろうと思ってる瞬間・・・・・・
役人「ハイハイ！ちょっとどけてェ！！」
新八「？」
役人の２人組がこっちに走ってきてお前が店の中で暴れて騒ぎを起こした犯人かと疑うような目つきで新八を見て声を上げながら言った。
役人「あっ！！いたいた！！お前か！木刀、振り回して暴れてる侍は！！」
役人の１人は新八を逃さないように手に持ってる十手を構えて店の中がどんな状況になってるのか調べろともう１人の役人に言った。
役人「おーし！動くなよ！」
新八「ちょっ・・・待って！違いますって！！」
役人「オイ！弥七！！中調べろ！！」
もう１人の役人は店の中を調べてみたら失神して倒れてる茶斗蘭星の大使を見て間違いなく国際問題になるなと気の毒そうな目で困り果てながら言った。
弥七「あーあ。茶斗蘭星の大使でさァ。こりゃ国際問題になるぜ・・・エライ事してくれたな。」
新八「だから僕は違いますって！！犯人はもうとっくに逃げたの！！」
役人の２人組に犯人扱いされて戸惑った新八は僕は犯人じゃないと何度も話したが彼らは信じてくれなかった。
役人「ハイハイ。犯人はみんなそう言うの。言い訳は凶器、隠して言いなさいよ。」
新八「？」
言い訳は凶器を隠してから言えと役人にそう言われた新八は何の事だと思い自分の腰元の方をよく見たらさっきの銀時が茶斗蘭星の天人達を殴り飛ばして血のついた木刀がいつの間にか撒いてあった。
役人「よし。じゃあ調書とるから署まで来て。」
新八「・・・アレ？あれェェェェ！？」
そうして、新八は銀時達の身代わりとして木刀を振り回して茶斗蘭星の大使達に暴行して店の中で暴れた犯人にされたあげくに役人達に連行されたのだ。
つづく
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作者名：黒魔霊歌＆不思議の国の有栖 x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年3月29日 9時
