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story.27 ページ31

ナツメside







ナツメ「わぁ…。」



すごい、あっという間に私の部屋だ




エンマ大王様の力に私は思わず声を漏らす





外はもう暗くなっていた






さてと、お風呂にでも入ろうかな




とその時、階段を駆け上ってくる音が聞こえた



お母さんだ



まずいわ!Aは今人間の姿だわ!!




そう思った時には遅かった




部屋の扉が勢いよく開いて、お母さんが息を切らしていた


お母さんは私に近づいてくるなり、グイグイ問い詰める


フミカ「ちよっと、ナツメ。こんな時間までどこ行ってたのよ?いつ帰ってきたの?」




ナツメ「あ、えっと…さっきかな。」





フミカ「全く、今度門限破ったら許さないからね。

それで、その子はお友達?こんな時間まで連れ回したりして親御さんが心配するでしょう。」






うっ…、やっぱりごまかせるわけないよね



どう説明しよう




ナツメ「あのね、お母さんこの子には事情があってね。説明するからとりあえず下に行こう?」



お母さんは怪訝な顔をして渋々と私の言う通り下へ降りていった






Aを見ると彼女は申し訳なさそうな表情をしていた



ナツメ「大丈夫よ!A。絶対に私が何とかするから!そんな顔しないで?」



私は彼女に駆け寄り、そう声をかけた



するとAが微笑んでこう言った






A「ごめんね、ナツメ。ありがとう。」



ナツメ「謝らなくていいのよ。だって私達友達でしょ!友達が困っていたら助けるのが当たり前よ。

すぐ戻るから待っていてね。」






彼女がうなづくのを確認して、私は部屋を後にする




絶対にAを一人にするもんか



必ず説得してみせる





私はリビングに向かうとテーブルを挟んで椅子にお父さんとお母さんが真剣な顔つきで座っていた



私も向かいの椅子に座るとお母さんが口を開く







フミカ「それで?どういうことなのか説明しなさい。一体何があったの?」




怒りが爆発寸前のお母さんを隣に座っているお父さんがまあまあと宥める

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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ!そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です!そうしましょう! (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ!ここではなくボードに書きませんか?私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか? (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜柚季 | 作成日時:2019年4月9日 22時

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