検索窓
今日:6 hit、昨日:17 hit、合計:144,000 hit

story.26 ページ30

Aside






私は目を覚ますと、酷い頭痛がした



隣にはナツメが側についていてくれた



彼女に心配をかけないために私は笑って平気を装う




今もズキズキという痛みが治まることがない





気を失う前、私は確かに何か思い出した気がした




私の過去なの?




あの燃えていた村、、どこだろう




そこに行けば何か分かるかな




思い出そうとすればするほど痛みは強くなってくる







私は考えることをやめた



無理に思い出そうとしても余計に思い出せない









すると青髪の男性が部屋に入ってきた




初めて会う妖怪かな



いや、それは断言出来ないわ



もしかしたら私の知っていた妖怪かも




彼は自己紹介をしてよろしくというなり、部屋からすぐさま出て行ってしまった



なんだったのだろうか






まあいいわ






私はベットから起き立ち上がると、ナツメはこう聞いてきた



ナツメ「もう大丈夫なの?」




A「ええ、平気よ。」



私は微笑んで平気なフリを見せる




ナツメ「じゃあ、家に帰ろっか。」



ナツメも立ち上がり、私に手を差し伸べる



私はうなづいて、彼女の手を握った



そして、歩き出そうとしたら








エンマ「俺が送ろう。」



声のした方を見ると、エンマ君が部屋の扉に寄りかかり、こちらを見ていた






うーん…やっぱり一回抜け出したから、気まずいわ





ナツメ「え…、ありがとうございます。」





エンマ君は近づいて来ると、ナツメを見て言う



エンマ「ナツメ、Aを頼んだぞ。」




ナツメ「もちろんです、任せてください!」




するとエンマ君が今度は視線を私に向けて言う




エンマ「A、何か困ったことがあれば俺を呼んでくれ。いつでも駆けつける。

あまり無理に思い出そうとしなくていいからな。」



A「うん、ありがとう。」



私は彼の目を見てそう答える




ねえ、





どうして、なんで貴方はそんな寂しそうに笑うの?




私は貴方にとってなんだったの?



エンマ君は私を知ってるの?




私はそう心の中で尋ねる




思い出せるわけがない




エンマ「じゃあ、またな。」



彼がパチンッと指を鳴らすと景色が変わり、そこはナツメの部屋だった





ごめんなさい





私は決して聞こえるはずがない言葉をエンマ君に思った

story.27→←story.25



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ!そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です!そうしましょう! (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ!ここではなくボードに書きませんか?私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか? (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜柚季 | 作成日時:2019年4月9日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。