第33話 ページ35
ディオ『…これはこれは…話し中のところすまないなぁ？』
A『！お、おにぃちゃ…』
ｷﾞｭｯ と男子生徒が私の手をキツく握る
ディオ『…そこのは客人か？…それにしても随分と親しそうじゃぁないか』
にやりと笑いながらディオは私達に近づいてくる
そして何かに気づいたように
ディオ『ほう…貴様は。どこかで見たことあると思ったら…前にもAの近くを嗅ぎまわっていた虫じゃぁないか』
男子生徒は歯を食いしばりディオに歯向かう
男子生徒『なんの事だ…人違いじゃないのか？』
ディオ『たしかに髪の色は少し違うな。なんだ、また私達の財産目当てか？』
男子生徒『…違う。僕は本当に…Aの事が心から好きなんだ…それに人違いだと言ってるはずだ。』
会話の内容が追いつかない
だが、彼の考えていることはよくわかる。
どうにかして説明しないと…
A『お兄ちゃん！これは、違うのよ！お祝いの言葉をもらってただ…』
ｶﾞﾁｬﾝ！
私は目の前の光景に絶句した
兄が隣にあった花瓶をあの男子生徒に向けて投げた
そしてその花瓶は男子生徒に見事にあたり
その衝撃で花瓶は割れ
床は水浸しになった
男子生徒はその花瓶の破片で怪我をしていた。
A『！お兄ちゃん！もうやめて！！お願いよ…！』
私は必死に兄のところへ行きしがみつくようにして止める
ディオ『…やめてほしいのか？』
A『えぇ！もうやめて頂戴…』
すると兄はニヤリと不敵な笑みを浮かべながら
私の耳元でボソリと呟いた
ディオ『なら、あの男から手を引くんだな…あいつは私達の財産を狙っている…なぁに。賢いお前ならこんな条件すぐ飲むよな？』
その冷たい声に背筋がゾクッとなる
そしてそれに察したのか男子生徒は私に向かって叫ぶ
男子生徒『僕の事はいい！そんなオトコに惑わされるな！今まで君を縛ってきたのは言うまでもない。そのオトコだ！』
ディオ『ふん。なにを言い出すかと思ったら…髪の色を変えるまでしてそんなに狙っていたのだろう？』
頭の中がグルグルしていて気分が悪くなってきた
そして兄はまるで子供を寝かしつける親のように優しい口調で私にこういった
ディオ『兄の言うことが聞けないのかい？A。』
私は理性を失った。
昔から私は兄の言うことに逆らうことが出来なかった。
どんなことでも、だ。
私は深く深呼吸をして虚ろな目をしながら
A『…帰ろうか。お兄ちゃん』
と冷たく言い放った。
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ご飯様ｯ！！ - 最高ｫ！！！(｀・ω・)ゝ (2022年5月31日 18時) (
レス) @page16 id: bdf51dfce1 (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - いろはす13さん» ありがとうございます！ そちらの疑問についてですがなぜそうなったかというのは後々第3部にて詳しく明かされる予定です！ なのであやふやにそのまま進めています（汗）混乱させてしまい大変申し訳ありませんm(_ _)m これからもぜひよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月9日 13時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす13(プロフ) - 今まで読んだジョジョの夢小説のなかで、一番気に入ってます。一つ疑問があって私の読解力が無いせいか、夢主が吸血鬼になった理由がいまいち分かりません。これからも更新頑張ってください！ (2017年8月31日 18時) (レス) id: 9c883cec9e (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - メープルさん» いえいえ！全然大丈夫ですよ！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年8月20日 15時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - メープルさん» 第9話のほうで日光にあたるといけないので日傘などを用意して出発しています！なので一応日光の対策はしています！ (2017年8月19日 17時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼娘 | 作成日時：2017年6月7日 22時
