第27話 ページ29
そう あれは暑い夏の日のこと
私は学校の休み時間に音楽室へ行き
一人ピアノのレッスンに励んでいた
その時、よく兄が私の様子を見に来てくれていた
ジョナサンが来る日もあればディオが来る日も会った
ただ必ずと言っていいほど
私がレッスンに励んでいるときどちらかが見に来てくれた
だがそんなある日のこと
いつも通りピアノのレッスンに励んでいた時
音楽室に一人の男子生徒が入ってきた
いつもなら兄以外誰も来ないはずの音楽室
珍しいなと思いつつ私はあまり気にしないでピアノを弾き続ける
だが、その男子生徒に声をかけられたのだ
？？『ね、ねぇ…ピアノ…凄い上手だね…』
男子生徒は頬を赤らめ俯いている
A『えぇ…毎日練習しているもの…』
？？『そ…そっか！ねぇ！その…』
男子生徒はポケットから1枚の紙切れを取り出し、私に渡す
A『…なにこれ』
？？『よ、良かったらさ、その紙に書いてある曲…弾いてくれないかな…？』
A『……曲？』
私はすこしクシャクシャになった紙切れを広げ内容を見る
そこには曲名だろうか
乱雑な字で書いてある
A『これを弾けと？』
？？『うん…無理なら全然良いんだ…』
A『…構わないけど……楽譜がないと弾けないわ…』
男子生徒は一瞬パッと明るくなったが後半の私の言葉を聞いて頭を抱える
？？『やっぱりダメかぁ…』
A『…楽譜は？』
？？『…無いんだ………実はその曲、僕の亡くなった母さんの持っていたオルゴールの曲で… 今はオルゴールもう動かないんだけど母さんが生きていた時は動いてて………その音色が凄く綺麗だったらしいんだ………その時僕は赤ん坊。どんな曲なのか覚えてない…だけど1回だけもう一度聴いてみたくて』
A『なるほど…だけどやはり楽譜がないと…………！』
？？『……どうしたんだい…？』
A『…曲名だけでも分かれば私のピアノの先生に聞けば教えてくれるかもしれない……』
？？『それは本当かい！！！』
男子生徒はパァッと明るくなる
A『…可能性は少ないけどね…きいてみるだけなら』
？？『本当？！ありがとう！是非聞いてみて！』
男子生徒は私の手を取り簡単に握手をする
？？『あっ…大変 もう、こんなに…ごめん！また明日もここに来るからその時どうだったか…』
A『えぇ、伝えるわね』
？？『ありがとう！』
そして男子生徒は足早に音楽室を出る
A『…騒がしい人』
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ご飯様ｯ！！ - 最高ｫ！！！(｀・ω・)ゝ (2022年5月31日 18時) (
レス) @page16 id: bdf51dfce1 (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - いろはす13さん» ありがとうございます！ そちらの疑問についてですがなぜそうなったかというのは後々第3部にて詳しく明かされる予定です！ なのであやふやにそのまま進めています（汗）混乱させてしまい大変申し訳ありませんm(_ _)m これからもぜひよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月9日 13時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす13(プロフ) - 今まで読んだジョジョの夢小説のなかで、一番気に入ってます。一つ疑問があって私の読解力が無いせいか、夢主が吸血鬼になった理由がいまいち分かりません。これからも更新頑張ってください！ (2017年8月31日 18時) (レス) id: 9c883cec9e (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - メープルさん» いえいえ！全然大丈夫ですよ！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年8月20日 15時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
鬼娘(プロフ) - メープルさん» 第9話のほうで日光にあたるといけないので日傘などを用意して出発しています！なので一応日光の対策はしています！ (2017年8月19日 17時) (レス) id: dba27515e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼娘 | 作成日時：2017年6月7日 22時
