私はキノコ以下ですか？！【ジェイド】

現実は厳しくて、残酷で ページ24

Aside


家にいる時は悲しかったことが忘れられる気がした。




ナイトレイブンカレッジに手違いとはいえ、入れたことは私にとっていい経験だった。




母「貴方魔法が上手になったわね………」




家事を魔法で行う私を見てそう零す母。




そういえば今日は不思議なことが起こっていた。




『そういえばさ、私が昨日作った雪玉知らない？？』




そういえば首を振る母。




食物の育ちにくい国での大切な人参を顔にさしてきたからなぁ。盗まれたか？？




『もったいないことした………』




今日はポトフにする予定だったのに、と心の中で文句を言う。




紛れもなく私のせいだけど。




特にすることもなくソファに座ってもたれかかる。




オクタヴィネルの先輩たちもホリデーは帰らないって言ってたし、




ユウはまず帰る場所がない。




『帰る場所がないって私よりも辛いよね………』




自分のことで手一杯だったけど、少し心に余裕ができ人の心配までできるようになった。




『私の方がまだマシなのかなぁ。』




居場所はあるっちゃあるから、けど私も結構辛いけどねなんて自嘲的な笑みを浮かべる。




まぁ、ホリデーが終わって一年生としての生活が終わるまでは頑張ろうかな、




ジェイド先輩との蟠りがなくなればいけど、なんて考えていた私は





母「………A、私は貴方に話さなくてはいけないことがあるの。」




母の話でどん底に落ちた。






＿＿＿＿＿貴方の房事が早まったの。




＿＿＿＿＿だからこのホリデー中に相手と会って




＿＿＿＿＿子を孕みなさい。




＿＿＿＿＿学校はもう中退になるけど…ごめんなさい。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



そんな中、




ユ「ジェイド先輩、話があるんですけど………」




ジ「えぇ、いいですよ？』




一人の親友が親友のために立ち上がり




？「いないかなぁ、どこかに。」




何者かが誰かを探していた。

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