私はキノコ以下ですか？！【ジェイド】

女友達 ページ15

Aside


『ってことがあったんだよね。もうこれ結婚してない？私たち。』



そういって、入学式の式典で私以上に目立っていた「彼女」に声をかける。



『ねぇ、聞いてる？ユウ。』



ユウ＿＿。異世界からの、もう一人の女の子。



ユ「いや、それってもう………結婚してるよ！！」



彼女も私とどっこいどっこいのバカだ。っていっても性格面でのバカで実際頭は良い。解せぬ。



『だよね〜、指輪買わなきゃじゃん。』



ユウはそれこそ最初はオドオドしていたけど、今ではもう親友だ。




ユ「いつも思うけど、Aのアタックすごいよね。」



A、ユウと呼び捨てで話すぐらいだもん。



『でもジェイド先輩結局、僕はキノコと結婚しますとかさ、え、なに？？なんなの？』



昨日の愚痴を言えば、なんかいつもキノコに負けてない？なんてわかっとるわ！



『それよりさ、私はユウの話聞きたいんだけど。』



ニヤニヤしながら言えば、頬を染めるユウ。



ユ「べ、別にレオナ先輩とは何もないよ………」



口ごもってる。そう、ユウはレオナ先輩と付き合っているのだ。




『はぁ、悲しいなぁ。』



そういってジェイド先輩には効かなかった涙目上目遣いを炸裂させれば、




ユ「え、A顔きもいよ。」



なんて、ストレートに言うなぁおい。




『はいはい、私はかわい子ぶらなくても可愛いってことね。で、何があったの？』



何か言いたげな顔をして、言うのを諦めたのかユウは口を開く。




ユ「その、えっとね、………レオナ先輩と接吻したの。」




『いや、言い方な。』



てか、え、待ってよ。キス？？？？



『私ジェイド先輩としたことないけど？何抜け駆けしてんの？』



ユ「いや付き合ってないでしょ。」



いいなぁ、彼氏って。




『私も付き合いたいのに。』



小さくいった言葉は聞こえていたのか、ユウがこちらを見る。



ユ「大丈夫だよ、自信もって。」



『世界一綺麗な私が自信もってないわけないでしょ！』




なんて、本当は全然ないけどね。

赤点常習者→←新婚でいいよね。（本編です！）

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