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ぐるぐると考えをめぐらせる私のことなんか梅雨知らず、彼はいつの間にか私がしたように私の手を両手で包み込んでいた。

今の私には、手汗やばくないかな、なんて考える余裕は少ししかない。少しあるだけでも褒めて。




『わ、たし、守られる、ほど、弱くない、です』


「うん、それは分かってる。だからこれは俺の中での決意だ!Aは今まで通りにしてくれていいからな」




眩しい笑顔を浮かべる竈門さんの瞳に映った私は、酷くやつれたような顔をしていて、守ってもらうに値する人間とは思えない。


無意識に閉じていく口を、どうにか自分の言葉でこじ開けてやろうとした時、訓練場に湯呑みが置いてある盆を持ったカナヲちゃんがやって来た。

その後ろからアオイちゃんがやって来て、私達の様子を見ると「炭治郎さん何やってるんですか!」と彼の手を払った。


ぱっ、と離れた体温に、安心する。




「幾らAさんと同期だからって手を出すなんて……」


「ち、違う!俺はそんなんじゃないから!!ただ話してただけで、」


「じゃあ話してるだけなのに手を握った理由はなんですか?」


「え、ええ……」




両手をあれやこれやと動かしながら困惑する竈門さんに、アオイちゃんは疑いの眼差しを向けていた。

私は少し屈んだカナヲちゃんと目が合ってから、大丈夫だよ、と笑うと、彼女は安心と心配半分半分の雰囲気を出しながら何も言わずに机の元へ歩いていく。



そのままカナヲちゃん達の用意ができるまでアオイちゃんと話しながら待っていれば、何処からとも無く嘴平さんが現れて、アオイちゃんが怒鳴ったのはまた別の話。

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そあ Free sky - 私は現実で愛されていないからですかね?愛されている夢主を見て泣いてしまいました。頑張ってください! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4b25111a5e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - 富岡…?恐らく冨岡では…?偉そうにすみません… (2019年10月3日 23時) (レス) id: 7c2b7aa7df (このIDを非表示/違反報告)
まっち - 続編おめでとうございます!本当に面白いと思いました。これからも頑張ってください!応援してます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: d74e1015ce (このIDを非表示/違反報告)
銀炉(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございます!7話がなくて話が抜けてますよ!更新楽しみに待ってます! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c268784eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2019年9月21日 23時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2019年9月21日 23時

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