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まず初めに、なおちゃんとすみちゃんときよちゃんによって、かなりの力技で体ほぐしが行われた。
と言っても、私は立てるようになったその日から湯浴み後に柔軟をしたりマッサージをしたりしていたので、それほど痛くもない。


三人からも「Aさん柔らかいですねー!」と褒められたが、引っ張る力は決して緩まないのがプロ。



体ほぐしを終えた私は、机を挟んでカナヲちゃんと向き合う。彼女は私が前に座ったことで元々浮かべていた笑みを、ほんのちょっとだけ深めた。うん、可愛い。


外野から、気をつけろよ麺つゆ、と呟くような注意が聞こえるが、そんなに気をつける程の事でも無い気がする。



だって、




『………カナヲちゃん、手、抜いた?』


「……」




竈門さんや嘴平さんの時より湯呑みを押さえる手が遅かったし、明らかに私が押さえられないものを態とゆっくりさせるし。

これは気を遣われているのか、それとも私如きに本気を出す必要も無いと思われているのか。


カナヲちゃんは、ふいっ、と私の視線から逃れるように目をそらす。私の前だと、表情や行動が出せるようになってきた彼女に内心悶えた。




『カナヲちゃん』


「……こんな事しなくたって、Aは強いよ」


『でも訓練、だから。手を抜いたら、駄目、だよ』


「……うん」




カナヲちゃんは渋々と言った様子で頷く。

私はカナヲちゃんから強いと言われたことに、今にも飛べそうなくらい心が軽くなったのだが、現実問題飛べるわけもないので夢を見るのはやめていた。


ーーー

【大正コソコソ噂話】

カナヲは、同じ苗字を持つAをしのぶやカナエと同等に慕っており、歳の近く話しやすいAには強いの家族愛を感じている。

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そあ Free sky - 私は現実で愛されていないからですかね?愛されている夢主を見て泣いてしまいました。頑張ってください! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4b25111a5e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - 富岡…?恐らく冨岡では…?偉そうにすみません… (2019年10月3日 23時) (レス) id: 7c2b7aa7df (このIDを非表示/違反報告)
まっち - 続編おめでとうございます!本当に面白いと思いました。これからも頑張ってください!応援してます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: d74e1015ce (このIDを非表示/違反報告)
銀炉(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございます!7話がなくて話が抜けてますよ!更新楽しみに待ってます! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c268784eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2019年9月21日 23時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2019年9月21日 23時

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