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「大丈夫か!!どうした!!」




駆け寄った竈門さんと嘴平さん。
私はそれを眺めながら、何かがおかしい、と目を見張る。

私の目が腐ってしまったなら謝るが、これは本当におかしいんだ。
__普通、人間の背中に糸のようなものはついていないでしょう。


その事を叫ぼうとした瞬間、倒れていた人はなにかに引き寄せられるように山の中へ戻って行き、木に隠れて姿を消した。

ざわざわ、と木々を風邪が通り抜ける。




「…………俺は、行く」




その一言にどれくらいの勇気を詰めたんだろう。あの光景を見せられてしまったら、怖くて足が竦んでしまっても無理はないのに。

竈門さんの後ろ姿を見つめていると、横にいた嘴平さんも声を上げた。



「俺が先に行く!!お前はガクガク震えながら後ろをついて来な!!腹が減るぜ!!」


『嘴平さん……』


「腕が鳴るだろ……」




震えながら嘴平さんにツッコむ我妻さんに差し出しかけていた手を、私はバレないようにそっと仕舞う。

そして三人を見比べてから、あの、と声を出して先頭の二人を振り向かせた。




『私も少ししてから行きますので、先にお二人で山の中へ入っててください』


「ああ、わかった!行こう伊之助」




竈門さんと嘴平さんは共に山の中へ駆け出し、残された我妻さんと私は、とりあえずその場に腰を下ろす。




「何やってんだよアイツら…化け物なの?なんで行けんの?怖くねーのかよ。」


『……多分、それなりに恐怖心はあると思いますよ。竈門さん、隠していたみたいですが、少しだけ空気が揺らいでましたから』




でもそれを決して表に出さないから、彼は強いんだよなぁ。

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そあ Free sky - 私は現実で愛されていないからですかね?愛されている夢主を見て泣いてしまいました。頑張ってください! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4b25111a5e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - 富岡…?恐らく冨岡では…?偉そうにすみません… (2019年10月3日 23時) (レス) id: 7c2b7aa7df (このIDを非表示/違反報告)
まっち - 続編おめでとうございます!本当に面白いと思いました。これからも頑張ってください!応援してます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: d74e1015ce (このIDを非表示/違反報告)
銀炉(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございます!7話がなくて話が抜けてますよ!更新楽しみに待ってます! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c268784eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2019年9月21日 23時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2019年9月21日 23時

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