鬼として、柱として ページ6
鬼が私であると聞くと、柱たちは再び言いたい放題だ。
不「お前、Aなのかァ!」
宇「A!髪も目も派手派手だな!似合ってるぞ!」
煉「むぅ!これはよもやだ!」
時「君、Aだったんだ」
伊「柱が鬼にされるなど、鬼殺隊最高位の剣士としての自覚はないのか?そもそも、なんで不気味な団子を食べたんだ。全く、Aの天然さが目に見えるな。・・・」ネチネチ
甘「Aちゃんだって気づかなくて、ごめんなさい!」
悲「鬼にされるなんて、可哀想に・・・。南無阿弥陀仏・・・」ジャリジャリ
伊黒さんは相変わらずネチネチしてるし、派手だのよもや!だの爆音ボイスが飛んでくる。すると、しのぶちゃんが手を挙げた。
御「どうしたんだい、しのぶ」
し「御館様、私から提案があるのですが・・・」
御「そうか。言ってごらん」
し「ありがとうございます。Aさんは少量の血だけで満腹になります。ですから、柱全員が交替で血を提供するのはどうでしょう」
『え!!それは・・・』
私のせいで、みんなに迷惑をかけたくない。
そう思っていると、しのぶちゃんが私の手を握ってきた。
し「Aさん。遠慮しないでください」
甘「そうよ!今まで私たちが、どれだけAちゃんに助けてもらったと思ってるの!」
不「困った時はお互い様だァ。俺はもう慣れてるしなァ」
他のみんなも、同じ意見だというように、私の目を見つめてくる。
『みんな、ありがとう』
こうして私は、鬼として、柱として、生きていくことになった。
・・・この人生の行先は、どうなるのだろうか。
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時