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大我サイド
星輝「…ぐすん」
大我「落ち着いた?」
星輝「はい…」
大我「良かった｡火傷の跡､気になるから手当てしてあげる｡救急箱､持ってくるね」
星輝「あっ､あの…//」
大我「うん?」
立ち上がった時､星輝が話し掛けてきた｡
星輝「その…ご迷惑じゃなければ､一緒に寝たいのですが…//」
大我「…」
星輝「あっ､ダメですよね｡急にごめんなさい…｡空き部屋を借りて､寝ますので…」
大我「いいよ｡俺と一緒にいると､安心するんでしょ(^-^)?」
星輝「いいんですか…?すみません､ワガママを言ってしまい…」
大我「いいの｡じゃあ救急箱､持ってくるからね」
その後､星輝の火傷の跡を手当てして､同じベッドで一緒に寝るのだった｡
星輝サイド
皇輝「星輝､起きろ!!火事だ!!」
1才上の兄・皇輝の叫び声で目を覚ますと､1階から煙臭い匂いがした｡
階段から下りようとしたら皇輝に止められ､非常階段から逃げようと促される｡
スマホなど､必要な物をバッグに入れて､
皇輝と一緒に非常階段に向かい､何とか脱出した俺｡
1階の寝室にいるお父さんとお母さんも玄関か窓から脱出すると､
皇輝が言っていたので､無事に避難して合流できると俺達は信じていた｡
だけど…｡
星輝「お父さん…お母さん…( ; ﾟДﾟ)」
深夜に皇輝が消防車に電話してくれたお陰で､
すぐに駆けつけて火を消してくれたけど､
両親は火事の事故に巻き込まれて亡くなってしまった…｡
ショックを受けた俺達だったけど､両親が亡くなった事を聞いたお母さんのお兄さん､
伯父さんと奥さんが駆けつけてくれて､引き取ってあげると言ってくれた｡
俺達を可哀想に思ったのかもしれない｡
最初は家族の一員として迎え入れてくれて､俺達は幸せな生活を送っていた｡
ところがある日から､変わってしまった｡
星輝「あっつ(＞_＜)!!やめて､伯父さん…(T_T)!!」
いつからか､伯父さんと奥さんは俺達兄弟を実験台にするようになってしまった…｡
家族なのに､どうしてそんな事をするの…?
伯父「さて､今日はどうしようか…?」
伯父の妻「そうねぇ…」
星輝「お願い!!もう､やめて…!!」
伯父さんと奥さんの顔がニヤリとした…｡
星輝「うわぁぁぁ!!!」
大我「星輝Σ( ﾟДﾟ)!?」
ガバッと起き上がると､チュンチュンと雀の鳴き声が聞こえてきた｡
な､何だ…夢か…にしても､また同じ夢だ｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年6月4日 1時
