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嶺亜サイド
猪狩「いや〜、楽しみだな!大我様の写真集の撮影が見れるなんて(*^^*)!」
緊張している俺の隣にいるガリさんは、兄さんの仕事見学が見れて嬉しいのかご機嫌だ。
ファンでも強火担でもないくせに(¬_¬)。
ガリさんは樹さんから、兄さんの仕事見学を誘われてすぐにOKしたそうだ。
樹「だろ?こんな体験、なかなか無いぜ(^^)」
樹さんがニヤニヤしながら、俺達に話し掛けてきた。
猪狩「兄貴。事務所の社長さんは、どこにいるの?今日は社長も見に来るって、言っていたじゃん」
樹「あー、さっき、きょもの所に…あっ!来た来た!社長〜!」
黒髪で凛々しい顔立ちをした、スーツ姿の男性が俺達に気づくとニッコリしてやって来た。
樹「社長、おはようございますm(_ _)m」
嶺亜&猪狩「お、おはようございますっm(_ _)m!」
オーラが凄すぎて、緊張しながらも樹さんに続いて挨拶する。
滝沢「おはよう。樹、彼らがお前と大我の…」
樹「はい。俺の従弟の猪狩蒼弥と京本の従弟の中村嶺亜です」
猪狩「い、猪狩、そ、蒼弥ですっ!兄貴が…田中樹が、お世話になってますっ!よろしくお願いしまっすm(_ _)m!」
嶺亜「中村嶺亜です。いつも従兄がお世話になってますm(_ _)m」
テンパるガリさんとは対照的に、俺は落ち着いて挨拶する。
滝沢「社長の滝沢秀明です。会えて嬉しいよ。今日は、大我の写真集の撮影見学に来てくれてありがとう(^-^)」
嶺亜&猪狩「はい!」
スタッフ「京本さん、入りまーす!」
ロケバスから、写真集の撮影用の衣装を着た兄さんが出てきた。
銀色のスーツにピンク色のネクタイを着けていて、まるで王子様のよう。
って、兄さんはテレビでも雑誌でもそう言われているんだった。
樹「あー、今日もうちの姫は可愛すぎる…//♡」
猪狩「兄貴…(ーー;)」
滝沢「あはは…(^_^;)」
始まったよ。樹さんの兄さんへの溺愛ぶりが(ーー;)。
ガリさんは呆れているし、社長は苦笑いしている。
滝沢「なぁ、樹。大我とは最近、どうしてるんだ(^^)?」
樹「今、聞く所っすかΣ( ゚Д゚)!?アイツら聞いてるかもしれないし、そういうのはオフの時に聞いてくださいよ(>_<)!」
バッチリ聞いちゃってますよ〜(^_^;)。
っていうか社長、何で兄さんと樹さんが恋人同士だって知ってるんだろ?(・・?)
おまけに、2人の恋愛に寛容的だし…。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時