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嶺亜サイド
海人の漫画が読めなくなるのは嫌だから、
俺は渋々、引き受けたけど、問題は…。
手越「相手役も連れてきてって、言われたの?」
嶺亜「はい。ですけど…(´・_・`)」
ガリさんをはじめ、友達に土曜日は空いているか、
聞いたものの、全員予定が入っていたので、ダメだったのだ。
嶺亜「兄さん。今度の土曜日、空いてないよね?」
大我「うん、ごめん。仕事、入っているんだわ…(^_^;)」
兄さんの顔立ちって、少女漫画に飛び出してきそうなイメージなんだけどな…。
それに女装が似合うし、男女どちらのモデル、出来そうじゃん?
大我「だったら、宮近にでも頼めばいいんじゃないの?」
嶺亜「嫌だよ。アイツ、少女漫画って顔じゃないもん」
(悪かったな(`へ´)!by宮近)
大我「じゃあ、松倉は?」
嶺亜「さっきLINEが来たけど、音楽コンテストの練習だからってダメだったんだよ(-_-;)」
大我「アイツ、音楽コンテストに出るの!?1人で!?」
嶺亜「そこまで聞いてないよ(-_-;)」
相手役のモデルがいないと、海人に申し訳ない事になる。
困っていると、黙々とご飯を食べていた塾長が口を開いた。
手越「俺…引き受けよっか?」
嶺亜「じゅ、塾長(;゚д゚)!?」
大我「今度の土曜日は確か、レッスンがあるじゃないですか」
手越「今日の午後辺りに電話が来て、キャンセルしてほしいって言われたんだ。急用が出来たみたいで」
嶺亜「ほ、本当に…いいんですか…?」
手越「嶺亜の友達が困っていたら、放っておけないよ(^-^)」
俺の友達まで心配してくれるなんて、
やっぱり、お優しいお方だ…//。
嶺亜「ありがとうございますっ、塾長!後で、海人にLINEしておきますね(*^^*)!」
やった!これで、海人が安心して漫画を描ける!
しかも、モデルが俺と塾長だなんて//!
うん…?塾長と漫画のモデル…?
数日後の土曜日…。
ピンポーン♪
海人「嶺亜、いらっしゃい。塾長さん、お久しぶりです(^-^)」
チャイムを鳴らすと、扉が開いて海人が出てきた。
塾長は、たまに服を買いに『ブリエ・エトワール』を訪れるので、
店長のまっすーさんはもちろん、海人や聡とは顔見知りだ。
手越「久しぶり、元気そう…じゃないね(^_^;)」
海人「すみません(^_^;)。さぁ、どうぞ」
嶺亜&手越「お邪魔しまーす」
家に上がらせてもらい早速、階段に上って海人の部屋に案内される。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時