頼って頼られて(３) ページ28
そんな約束を取り付けてその日は店を出た。
普通ならこの場合は部下に護衛を付けされるのが妥当だろう。
しかし、何故か自分がやると言ってしまった。
その言葉の裏に隠された真意を俺が気づくのはまだ先のことである。
それからというもの、俺はたびたびヒサコの店に訪れ、二人で森に出かけるようになった。
彼女の料理はとても美味しく、何度も食べても飽きることはなかった。
ただ、最近気になることが二つできた。
一つはヒサコといるとなにやら変な気分になるということだ。
どことなくふわふわとしていて心地よい、それでいて少し苦しい。
なんとも矛盾した気分だ。
もう一つは、ヒサコがなにか悩んでいるということ。
彼女に聞いてみても、悩み事などないというが、おそらく嘘であろう。
彼女をこわがらせるわけにもいかないので天雷剣は使ってはいないのだが、なんとなくわかるのだ。
そんな疑問を抱えながらも、今日もルミネへ向かう。
今日は早めにひと段落ついたので、いつもより早く休憩時間をとっていた。
朝食には遅いが、昼食にはまだ少し早い。
そんな時間だ。
いつものように取っ手に手をかけ……
『やめてください！離してください！』
中から聞こえた悲鳴に勢いよく扉を開けた。
カランカランーー
『っ!?アルベールさん！』
中に入ると驚いた顔のヒサコが俺の名を呼ぶ。
よく見ると一人の男が彼女の腕を掴んでいた。
ｱﾙﾍﾞ-ﾙ「何をしている！彼女の手を離せ！」
ならず者「あぁん!?騎士ごときがこの俺様に指図しようってんのかァ〜!?」
声を荒あげ言い返してきた男の呂律は少しおかしく、顔が赤かった。
おそらくテーブルの上にあるグラスには酒が入っていたのだろう。
話し合いは不可能だと悟り、剣を抜いて床を蹴る。
一気に間合いをつめ、男が怯んでいる隙に剣を右手から左手に持ち替え、右手で男の手首に手刀をくりだす。
ならず者「ぐぬっ……!?」
痛みに悶え思わず手を離した男からヒサコを救出し距離をとる。
ｱﾙﾍﾞ-ﾙ「大丈夫か？どこか痛いところは？」
『だ、大丈夫です……。なんともありません』
そう答える彼女の声は震えていて、こわがっているのが繋いでいる手からも伝わってくる。
ｱﾙﾍﾞ-ﾙ「よかった……。それならすまないが、騎士団の仲間を呼んできてくれないか？」
一刻も早くヒサコをこの男から引き離す必要があると判断し、彼女にそう頼む。
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おねたん(プロフ) - さみどぅさん» 依頼ありがとうございます！気づくの遅くなってしまいすみません汗。気長に待っていただければと思います。いつ書けるかわかりませんが、気長に待っていただければと思います。 (2018年1月24日 15時) (
レス) id: 6c9f08e392 (このIDを非表示/違反報告)
さみどぅ - ヴァイトでヤンデレ的なのお願いします！ (2017年12月31日 1時) (レス) id: b2b634aab7 (このIDを非表示/違反報告)
おねたん(プロフ) - ルイ＠ノア様難民さん» コメントありがとうございます！ノアですね。了解しました！主人公の設定など他に細かい要望がありましたら、またお気軽にコメントください(*^^*) (2017年5月17日 20時) (レス) id: 2c9bf7c336 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ＠ノア様難民 - グラブルの小説の中でも四騎士さん達のが多いので、ほかのキャラのを作って頂けるのはありがたいです！！ノア様をお願いします！全く来ないので… (2017年5月17日 16時) (レス) id: 69e2a48ede (このIDを非表示/違反報告)
おねたん(プロフ) - 桜花さん» コメントありがとうございます！アルベールですね。了解しました！一応少なくとも３月まではお休み宣言しているので、遅くなってしまうことをご了承くださいm(__)mまた、何か夢主の設定や、こんなシーンが欲しいなど細かいご要望があればお気軽にコメントください(*^^*) (2017年2月25日 8時) (携帯から) (レス) id: 4aa020d7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おねたん | 作成日時：2016年9月18日 20時
