●唇煙草 t.y ページ6
「拓也くん・・・？」
遠くで彼女の声がする。
夢の中にいるようでふわふわした感覚のまま、そっと彼女へと手を伸ばすと、小さな悲鳴が聞こえて、俺の腕の中には彼女の姿が、
これは、現実か、夢か。
目を開けると、困った顔の彼女が腕の中で笑っていた。
「あ、A、ごめん。」
「おやすみ中、ごめんね、拓也くん。」
「気持ちよーて寝てたわ。」
なんやった？と彼女に問いかけると彼女は、思い出したように、玄くんがね。と言う。
「一緒に飲み行かないか、って」
「あーええなーAも来る？」
「うん、行くよ。」
お疲れのとこ申し訳ないけど、時間が、っていう彼女に少しだけ悪戯したくて、
ぐっと腕の中の彼女を引き寄せる。
「拓也くんっ/////」
「Aがちゅーしてくれたら、起きてもええよ？」
「え、//////////」
「ん。」
「え。ちょ////////」
「真っ赤な顔も、かわええね。」
そう言うと、彼女はより一層顔を赤くして、俺のお腹の辺りに顔を伏せた。
「勘弁してくれませんか・・・っ//////」
耳まで真っ赤の彼女が可愛くて、それを見れただけで儲けもんだなんて思う。
こんな顔してくれるなら、俺にもまだまだチャンスあるって思ってええかな？
「ごめんごめん。可愛いからつい悪戯したくなるねん。」
頭を撫でると、真っ赤な顔が顔を上げてこちらを睨みつける。
そんな顔で怒ったって可愛いだけやって自覚してくれんかな。
「拓也くんのチャラい///」
「心外やわ〜。」
俺がこんなになるのは、君の前だけやって、どうやったらわかってくれるんかな。
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いろは(プロフ) - とろろのすけさん» ありがとうございます！現在、執筆中です(^^) (2020年1月29日 11時) (
レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
とろろのすけ(プロフ) - 玄さんの長編もっと読みたいです、、！ (2020年1月28日 22時) (レス) id: 70d96213e6 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - なさん» ありがとうございます！また検討してみます(^^) (2019年12月2日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！また、まるさんかくしかくの方に短篇はアップさせて頂きます(^^) (2019年12月2日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
な - またGENさんの長編が見たいです、、 (2019年12月2日 14時) (レス) id: 9d378c9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは
| 作成日時：2019年6月18日 23時
