Please tell me**39 ページ41
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「浅野先生ってそんな人だったんだ…」
「ね…」
と夏希と冬花は言った。
俺はピアスをクリクリと触りながら笑う。
「まぁAは俺達のこんな醜い争いに気付きもしないで笑ってたけどね」
「なんだかあの子らしいわ」
とお義母さんはクスクス笑った。
今更ながらご両親の前でこんな話するなんて…
はずっ！
「でもAは本当に俺達の天使的存在というか勉強の癒しだったんですよ」
「あの子がね〜」
とお義父さんは仏壇を眺めながら言った。
俺もAの仏壇を見つめる。
やっぱり写真に写るAは若すぎる。
もう俺の方が１２歳も年上じゃんか。
「ねぇ、でもさ浅野先生も驚きだけど私もっと驚きな事があるんだけど……」
「なに」
冬花に目線を移す。
「お父さんが今までずっとお母さんを好きな事。だってお父さん中２から今までお母さんが好きだったんでしょ？」
と冬花に言われる。
俺としてはそんなのは当たり前だと思っていたけど、やはりそれは普通ではないのかも知れない。
「でも父さんも一時期母さんを忘れようとしたときあったんだよ。仕事に専念したり、お前達との時間を作ったり、それこそ同僚に誘われて合コンに行ったときもあった」
と言いながらもやっぱり頭を過るのはA。
俺は結婚指輪を見ながら、
「でもやっぱりどうやってもAを忘れられなかった。俺にはAだけなんだと思います。この先きっとどうやってもA以外の他の女性を愛することは出来ないだろうと思います」
とご両親を見て苦笑した。
「だからお義母さん。もう俺に再婚すすめないでくださいね？俺は今の生活に十分満足していますし、Aを思い出せる時は本当に幸せなんですから」
と言うとお義母さんは目を潤ませながら「わかったわ」と微笑んだ。
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木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» そうでしたか！大丈夫です！！わざわざありがとうございました！ (2015年12月19日 23時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 木戸藍楽さん» こちらの手違いでした…汗 すみません!! (2015年12月19日 21時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！！Ａ……ですか？もしかすると目次ページの上にあるお名前にＡとされてませんか？違ったならどこからＡになってるのかお教えください… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - めっちゃいい話ですネ!!あと、名前がずっとAになってるんですけど、どうしてでしょうか… (2015年12月19日 7時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 蒼浬さん» 44話は私も辛かったです(笑) 業くんの脆い面を上手く表現出来ているのか不安です……ありがとうございます！頑張ります！！ただ業くんが可哀想に思えてきてなかなか更新する勇気がないんです…(笑) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年11月27日 23時
