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Please tell me**38 ページ40

ずっと憧れだったAと話せたのはきっとこれが最後だろうと思った。

明日からはまた俺はAを探し続ける日々に戻るんだろうな。
なんて思っていた。


次の日になってもAと話す以前に近付く事が出来なかった。
全部浅野がAの傍に居たからだ。

ようやくAを見付けたと思ったら浅野と話しながら歩いていた。
このままじゃきっと、二人はデートに行ってしまう。

「今日やっとモンブラン食べられるのかぁ〜!あ!学くんの奢りだからね!」
「言うと思ったよ」

と話していた。

Aはただモンブランを食べたいと言う理由なだけだろうけど、浅野は満更でも無さそうだった。

今日声をかけるのは止めて大人しく教室に戻ろう。と思ってクルッと背を向けた時、


「あれ?赤羽くん?」

と後ろからAの声がした。
振り替えるとAは笑って、

「やっぱりそうだ!えっーと…昨日、ぶりだね!」

と言うA。

二日連続でAを間近で見れるなんて俺はツイているのかもしれない。


「そうだね」
「赤羽くんの髪、やっぱり綺麗だね!いいなぁ…赤髪って」


と俺の髪をマジマジと見ながら言うA。
それを言ってしまったら浅野だって同じだ。

まぁそこを言ってしまったら全てが終わりだから言わない。


「そう?街行くと何かと目立つし面倒だよ?」
「えぇ…目立っちゃうのはやだなぁ…でも赤髪ってカッコいいじゃん!」

Aにカッコいいと言ってもらえれば嬉しいに決まってる。
Aは何の気なしに言っているのだろうけど、俺は違う。


そんな俺が気に食わないのか浅野がAの腕をグイッと引っ張る。


「行くぞ、A」
「え?あ、またね!赤羽くん!」


浅野は俺を睨んでAの腕を強引に引っ張りながら歩いていった。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» そうでしたか!大丈夫です!!わざわざありがとうございました! (2015年12月19日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 木戸藍楽さん» こちらの手違いでした…汗 すみません!! (2015年12月19日 21時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます!!A……ですか?もしかすると目次ページの上にあるお名前にAとされてませんか?違ったならどこからAになってるのかお教えください… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - めっちゃいい話ですネ!!あと、名前がずっとAになってるんですけど、どうしてでしょうか… (2015年12月19日 7時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 蒼浬さん» 44話は私も辛かったです(笑) 業くんの脆い面を上手く表現出来ているのか不安です……ありがとうございます!頑張ります!!ただ業くんが可哀想に思えてきてなかなか更新する勇気がないんです…(笑) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月27日 23時

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