女の子の日ー番外編ーEND ページ37
Aを目覚めさせたのは鼻をくすぐる優しい匂いだった。腹痛が空腹を抑えるため何も入っていない胃の中を活性化させるにはもってこいの香り
そして隣にいたはずのディエゴの存在が無くなっていた
『ディエゴさん…どこ？』
ﾃﾞｨｴ｢ここだ｣
『うぇ！？』
ソファから身を起こすと背もたれの方からひょっこり顔を出した
そして目の前に広がるキッチンには
吉良とドッピオがエプロンをし料理をしている姿だった
『あれ？どうして？』
ﾃﾞｨｴ｢俺は料理が出来ないもんでな、2人を呼んで卵がゆを作って貰っている。｣
『なるほど…じゃあ私もなにか手伝いを』
足腰に力を入れ立ち上がると
吉良がズカズカと歩み寄り方に手を置き
吉｢何をしているんだねA…もう1人じゃあ無いんだ甘えなさい｣
圧力をかけた
『でも…』
吉｢甘えるんだ…｣
『は、はい…』
そう言うと笑みを浮かべながらAの上に手を置き優しく撫でた
我が子を見つめるような目の中に
異性に向ける愛情も込められていた
ド｢そろそろ出来ますよ〜｣
ﾃﾞｨｴ｢そういう事だ、座っておけ持ってくる｣
渋々座るとディエゴがローテーブルに湯気が立つ粥を
並べ3人も各自座った
ゆっくりとスプーンですくい1口口に運べば優しい塩分が体に染み渡った
『あ…』
ド｢熱過ぎたかい?(汗｣
吉｢A？どうしたんだ??｣
朝の孤独感とはうってかわりテーブルを囲み
一緒に食事をする温かさに瞳から勝手に涙が零れる
『おいじい…』
ﾃﾞｨｴ｢おいおい、、じゃあ泣くなよ冷えるぞ｣
『寂''しがったんでず、なんでか…』
ディエゴに乱暴にティッシュで涙を拭かれながら話すとやれやれと言った表情で笑った
1口、また1口と運ぶに連れ流れていた涙も止まり
腹痛さえも感じなかった
『ごちそうさまでした！』
吉｢お粗末さま、もう大丈夫か？｣
『はい！お陰様でだいぶ楽になりました』
4人でテレビを見ながら団欒をしていると
インターフォンの音がなる
見てくると言ったAを止めドッピオが見に行くと
部屋に戻ってきたのはDIOだった
時を止め、Aの後ろから抱きついていた
吉｢貴様！何をしている！｣
D｢大切なAが苦しんでいるのだ、包み込むのは夫のしてやるべき行動であろう｣
カ｢何を言っておるのだ貴様！Aはこの私のものだ！｣
大騒ぎする2人を他所に復活したAはまたげっそりとした顔で項垂れていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル - 早く更新してー！！ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page47 id: 2eaa760021 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白かったです！更新まってます！ (2020年12月7日 7時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
忘れん坊(プロフ) - さくらもちぃさん» 純粋で無意識のうちに皆を振り回すような可愛い小悪魔ちゃんです笑 (2020年5月21日 23時) (レス) id: fd773a5934 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもちぃ(プロフ) - うっ,,,純粋な夢主,,,（） (2020年5月18日 21時) (レス) id: 05a7ee41a6 (このIDを非表示/違反報告)
忘れん坊(プロフ) - うぉぉぉぁああぁぉおぁあぁ!!!!もっちさんからの運を受信しました:)ありがとうーございますーーー！！！更新頑張りやす！！ (2020年4月7日 8時) (レス) id: fd773a5934 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：忘れん坊 | 作成日時：2019年12月28日 17時
