◇2366. ポムフィオーレ ページ19
Ｎｏ ｓａｉｄ.
ルーク「やあ、お話中失礼するよ、ムシュー・好奇心。 ムシュー・クロコダイル。
今宵は��リリア・ヴァンルージュ お別れ会��にお招きいただきありがとう」
ヴィル・シェーンハイト、ルーク・ハントが歩み近寄る。
洗練された彼らが通る道であれば、周りの人々は自然とその道を開ける。 通った道には芳しい香りを残し、男でも惚ける程には、彼らの存在、主にヴィル・シェーンハイトの存在は華やかだ。
リリア「ふたりとも、よくぞきてくれた。
さすがは美しき女王の信奉者ポムフィオーレ。 現れただけで場がいっそう華やかになるわい」
先程から笑顔すらも見せなかったヴィル・シェーンハイトは不意に、
「＿＿リリア、単刀直入に言うわ」と、問う。
ヴィル「どうにもならないの？」
リリア「どうにも、とは？」
ヴィル「アンタが魔法の力を失い、この学園を去ることについて」
リリア・ヴァンルージュは表情を崩さない。
ヴィル「マレウスは冥府で魔力を使い果たし、シワシワになったアタシに、自分の魔力を分け与えてくれた。 おかげでアタシは今、元通りの生活が送れてる。
リリアにも、同じように魔力を分け与えることはできないの？」
リリア「マレウスも言っておったじゃろう。
��時を戻すことはできない��と。
それにヴィル、お主が元の若さを取り戻せたのはマレウスの力だけではないぞ」
ヴィル「えっ……、それは一体」
リリア「…………じきにわかること、いや、お主は、お主らはすでに、その��力��を目の当たりにしている」
ヴィル・シェーンハイトと、ルーク・ハントは心当たりを考えられなかった。
あの、奇跡のような一瞬。
あの時、マレウス・ドラコニア以外の人物が、何をしたのか、何をしていたのか、思い出せないのだ。
それほどまでに、当人達は周りを気にするほどの余裕はなかったのだから。
リリア「話を戻すが、まぁ、わしが魔力を失ったのは、ヴィルのように外的要因によるものではない」
ヴィル「どういうこと？」
リリア「わしはただ、老いただけじゃ」
リリア・ヴァンルージュの言葉に、ヴィル・シェーンハイトとルーク・ハントは顔を見合わせ、瞬きをする。
ヴィル「老いた……って。
アンタ、アタシ達と同じ１８歳じゃ……？」
リリア「わしはもうじき、７００歳になる」
ヴィル「ななひゃくさい——————！？」
ルーク「ななひゃくさい——————！？」
.
◇2367. ��ヤンチャ��の代償→←◇2365. 重なる色
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冬雪(プロフ) - すたさん» コメントありがとうございます。最初から見てくれるの嬉しいです。頑張ります (6月11日 23時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - うおおお！！おもろすぎて最初から見てきました！応援してます！！ (6月11日 22時) (レス) @page50 id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 潤華さん» コメントありがとうございます。とても恐れ多いですが、すごく嬉しいです。頑張ります (5月20日 21時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - 冬雪さんが全占ツク作者の中で一番好きです(変に作者がずけずけ出てきたりしないし)！面白くて何回も見返してしまいます！これからも応援しています、頑張ってください✧ (5月20日 19時) (レス) id: 9876854e3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あんりさん» コメントありがとうございます。楽しみです。頑張ります (5月13日 6時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2023年3月20日 0時
