◆2147. 「ただいま！」 ページ42
イヴ.
エペル「Aサンのネジが飛んでるわけあるか！」
イデア「いや、そこまで言ってないんだが……」
イヴ「エペルくん抑えて！ 物のたとえ！ 物のたとえだから！」
片手は��チャリオット��から身を乗り出しているAちゃんの服を掴み、もう片手で身を乗り出そうとしているエペルくんの服を掴んだ。
こんな所で空中戦は危なすぎる。
イデア「ほんと血気盛んで困るよね〜。 気が短すぎ」
貴方のせいです
イデア「変な時間喰っちゃった。
早いとこ、はじめてしまおうか」
イヴ「(……何を始める気なの？)」
身構えていると、イデア先輩は唱えた。
イデア「＿＿＿��ゲーム・セット・マッチ……ゲート・トゥ・アンダーワールド��」
その瞬間、開きかけの【冥府】の門がさらに開き、嘆きの声が耳をつんざく。
『今の詠唱って……』
ヴィル「まさか、イデアのユニーク魔法の効果は【冥府】の門を開くこと……！？」
【冥府】の門が完全に開くとカッ、と強い光が一気に溢れ、私達は目を瞑る。
一体、何が起こるというのだろうか。
恐る恐る私達は目を開けた。
《やあ、みんな。 ＿＿＿ただいま！》
��顔のない化け物��が、そう言った。
【冥府】の門から、その姿を現した��顔のない化け物��は明るい声で私達に手を振った。
エペル「な…………なんだあの、でっただの！」
ヴィル「イデアから溢れたブロットと繋がっている。おそらく、イデアのファントムよ。
でも、��ただいま��って？ それに、この声どこかで……」
『…………オルトくん』
ヴィル「！！！」
ルーク「！！！」
エペル「！！！」
イヴ「！！！」
Aちゃんが言ったことが信じられなかった。
けれど、自分の中で妙な納得感があった。
……ああ、なにこれ。本当に気持ちが悪い。
オルト《あ、わかってくれた？
さすがAさん！ 僕は、オルトさ！》
ヴィル「なん、ですって……！？」
オルト《どう？ 僕、大きくなったでしょう？》
大きくなった以前の問題ではない。
声はたしかにオルトくんだけれども、もうそれは本質からして変わってしまっている。
『……あはっ。ちょっと見ないうちにデカくなったねオルトくん。僕と比べるどころか、君の兄さんの何倍も成長してるね。 どうしたの、その身体』
.
◆2148. 希望 ノ 成レノ果テ→←◆2146. 這イイ出シ 番人
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冬雪(プロフ) - たまごっちさん» コメントありがとうございます。これからも夢主達のことを見守っててくれたら嬉しいです (2022年8月12日 15時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
たまごっち - "男"の手は彼女達をすり抜ける。……ということはもう、お父さんって…あぁぁぁ、続きが楽しみすぎる！！！夢主ちゃんとイヴちゃん、幸せになって…(泣) (2022年8月12日 11時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - とうもろこしさん» コメントありがとうございます。父親参戦です (2022年8月12日 9時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
とうもろこし - お、お、お父さん！？！？夢主達、少しづつ記憶を取り戻してきてるってこと…？ (2022年8月12日 9時) (レス) @page37 id: 761df69c60 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - トワさん» コメントありがとうございます。ふとした時に雰囲気変わるスカラビアいいですよね。頑張ります (2022年8月11日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年7月23日 0時
