◆1812.君ノ モト へ ページ49
イヴ.
そんなルーク先輩のことを知れるようで知ることができない会話を交わしながら、ルーク先輩のユニーク魔法で示された場所へと上空を渡って向かっていると、
ルーク「……はっ！ エペルくん、イヴくん。
もう少しで��アイ・シー・ユー��でカローンにつけた印が消えたポイントに到達するよ」
エペル「！！ そこに嘆きの島が……」
ルーク「ああ、下降してみよう」
とうとう、嘆きの島に近づいた私達はゆっくりと雲の下へと降下していく。
しかし、雲の下にあるのは見渡す限りの海で。
イヴ「小さな島すらないね……」
エペル「ルークサン、本当にここであってるんですか？」
ルーク「間違いない。ここに……ヴィル達がいるはず！」
ルーク先輩は確信しているようだ。
はっきりと、そう言った。
イヴ「ここに、Aちゃんとグリムくんも……」
エペル「もしかして、嘆きの島って海の中にあるとか……？」
イヴ「そうだとしたら、嘆きの島の所在地はとっくの昔にわかっているはずだよ。 アズール先輩達の故郷も珊瑚の海っていう深海にあるくらいだし」
エペル「でも、空にもなかった……よね？」
此処に来るまでずっと箒で空を飛んでいた私達。
エペルくんの言うとおり、上空には島らしいものはなかった。
残るとすれば、私達の目下にある海しか手がかりがないのだけれど……長い間存在を隠していた超秘匿組織だ。そう簡単に無関係な私達の目の前には現れてくれないだろう。
イヴ「……意外と、もう私達の目の前に嘆きの島があるのではないでしょうか？」
エペル「目の前に……？」
イヴ「��S.T.Y.X��の人達ってずっと隠れてるんじゃないかな？ 島自体はちゃんと存在する。 けれどそこは私達みたいに��外から��は入れないようになってるんじゃないかな？」
ルーク「なるほど。 つまり、彼らから��お迎え��に来てもらわないといけない、ということだね？」
イヴ「でも、方法が……」
ルーク「簡単さ！」
エペル「え」
イヴ「え」
ルーク先輩は自分のマジカルペンを取り出すと、弓矢を撃つように構え、光の矢を海へと放った。 連発で。
エペル「えええええええええええええっ！！？？」
イヴ 「えええええええええええええっ！！？？」
ルーク「よしっ！ これなら��お迎え��に来てくれるだろう」
イヴ「違う意味の��お迎え��が来ちゃいますよ！！」
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冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。自分なりの考えを理解してくれるの嬉しいです (2022年12月12日 17時) (
レス) @page41 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっき(プロフ) - イデア推しだけど、1803または1804章で主人公がイデアに対する見解がド正論過ぎて感激です、まさにその通りです！ありがとうございました (2022年12月12日 17時) (レス) @page41 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年2月7日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - みそキュウさん» コメントありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします (2022年2月4日 10時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年1月10日 0時
