◆1795.取引キ ページ32
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イデア「死亡している可能性も考えたけど、��S.T.Y.X��にとっては先へ進むことが出来る必要な存在だから、諦めずに調査してた……そんな時に、A氏が、僕らがずっと求めていた現象を引き起こした。 ねえ、協力してよ。A氏」
『ヤダ』
イデア「……」
『……っていうのは冗談。 仕返し』
ニッ、と口角を上げて笑えば、イデア先輩は目を張った。
ヴィル「ちょ、ちょっと！ アンタ、状況わかってんの！？」
アズール「Aさんが持つ力は、彼らが喉から手が出る程求めていた代物なんですよ？ 僕らと同じような検査で済ませてもらえるはずがありません」
イデア「いや……たしかにアズール氏達がこれからする検査とAがする検査の内容は違うけど、検査が終われば、君達自由の身だよ」
ジャミル「……それは、本当でしょうね？」
イデア「あー、冗談言い過ぎた。ごめんて。これは本当。 そもそも、A氏って記憶が殆どないんでしょ？ 記憶がない状態で、こんな魔法みたい能力持ってて不安なんじゃない？」
『……まぁ』
不安ではない、と言えば嘘になる。
けれど、この能力に頼っていたのはたしかだ。
不確かなものだが、僕にとってはこの能力が僕に身について良かったと思っている。
僕はこの能力のことを、もっと知りたい。
オルト「自分の持つ魔力やブロットの性質について知るのはすごく大切だよ。 ��S.T.Y.X��本部には、世界最新の検査設備が備わっている。 ここ以上に正確で詳細なデータがとれる場所はないはずだよ。未来の自分のためにも、しっかり精密検査を受けていってほしいんだ」
『オルトくんがそう言うならその通りだ！』
ヴィル「ショタコンはお黙り！
随分と聞こえの良いことばかり言うのね。ようは��データ収集に付き合わなければ学園に帰すつもりはない��ってことでしょ？」
オルト「……話が早くて助かるよ。 ヴィル・シェーンハイトさん」
この、似たような雰囲気というか取引みたいな事、オクタヴィネルでも経験したなぁ。
今回はオンボロ寮要求はないけど……てか、ほぼカローンに壊されたけど。 こーいう時こそ頭を使えとレオナ先輩も言っていたことだし、僕も今回は頭を使っていこう。
イヴがいれば、すぐに策は出るだろうけど……とりあえず、僕が導き出した答えは、
『(動くべき時は今じゃない、ということだね)』
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冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。自分なりの考えを理解してくれるの嬉しいです (2022年12月12日 17時) (
レス) @page41 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっき(プロフ) - イデア推しだけど、1803または1804章で主人公がイデアに対する見解がド正論過ぎて感激です、まさにその通りです！ありがとうございました (2022年12月12日 17時) (レス) @page41 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年2月7日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - みそキュウさん» コメントありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします (2022年2月4日 10時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2022年1月10日 0時
