◆1774.雄叫ビ ページ11
イヴ.
イヴ「っそもそも、嘆きの島は地図にも載せないような超秘匿主義非政府組織なんですよ！？ 曖昧な場所すらわからないのに、どうやって追いかけるつもりですか！？」
ルーク「嘆きの島の所在地は神秘のヴェールに包まれている……。 でも、心配はご無用さ。 私にはヴィル達がどこにいるのか、��視える��からね」
エペル「視える？ それってどういう……」
ルーク「ああ……刻一刻と日没が迫っている、名残惜しいが、私は行かねばならない。
それでは失礼するよ。 アデュゥ！」
エペル「ま、待ってくださいルークサン！」
私達を優しく振り解くと、光の速さで何処かへ消えてしまったルーク先輩。 さっきまで力いっぱい、ルーク先輩の袖を握っていた手には虚無だけが残っていた。
エペル「ルークサーン！！！」
イヴ「行っちゃ、た……」
取り残されたのは、私とエペルくんの２人だけ。
どうして、私の周りの人達はこうも自分勝手な人達が多いのだろう……。 意味が、わからないよ。
エペル「嘆きの島って、ヴィルサン達を攫った鎧の奴らがウジャウジャいるの、かな」
イヴ「……そう、だね。 リドル先輩達ですら敵わない相手だもの……相当な数なはず。 ……そして、凄く強い、はず」
エペル「いくらルークサンでも１人で乗り込むなんて、絶対危ないよ……」
イヴ「……」
エペル「どうしよう。先生に報告……いや、その前に追いかけて止めた方が……駄目だ、クルーウェル先生は大人しくしてろって……でも、ううっ……」
そうだ。ここから先は大人が対処してくれるんだ。
子供の私達が足を踏み込む事が出来るような場所でも、対処できるような事でもない。
でも、それでも……今まで全部、なんとかなってたの。
ハーツラビュル寮の押し付けられるルール違反も、サバナクロー寮の傷害事件も、オクタヴィネル寮の域を超えた契約も、スカラビア寮の監 禁も、ポムフィオーレ寮の人達と��ＶＤＣ��に出るのだって、
全部、私達で作戦を考えたり、周りのみんなと協力して頑張ってこれたの。
大人が入居る隙なんて、何処にもなかった。
イヴ「(でも、今回は……)」
エペル「……うぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああっ！！！！！」
イヴ「！！？？」
突然、エペルくんが雄叫びをあげたため、驚いてしまった。
イヴ「エ、ペル……くん？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冬雪(プロフ) - ゆきっきさん» コメントありがとうございます。自分なりの考えを理解してくれるの嬉しいです (2022年12月12日 17時) (
レス) @page41 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっき(プロフ) - イデア推しだけど、1803または1804章で主人公がイデアに対する見解がド正論過ぎて感激です、まさにその通りです！ありがとうございました (2022年12月12日 17時) (レス) @page41 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年2月7日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2022年2月7日 19時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - みそキュウさん» コメントありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします (2022年2月4日 10時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬雪
| 作成日時：2022年1月10日 0時
