◆1588.出発 ページ49
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ジャミル「ダメだ。みんなの案内は俺に任せて、お前は役目を果たしてこい」
カリム「ちぇーっ」
カリムは拗ねた表情を浮かべた。
今からお偉いさん達に挨拶をしに行かなければならないカリム。 金持ちの息子というのも大変だな。
裕福な暮らしをしているとはいえ、一般市民のように必ずしも自由とは言えないようだ。僕が金持ちを羨ましいと思えないのはそーいうことだ。
イヴ「カリム先輩は一緒に観光に行けないのですか？」
カリム「いや、終わったらすぐに合流するよ！」
イヴ「そうなんですね。じゃあ、待ってますね」
『じゃあカリムとはここでお別れか。君はいい奴だったよ……』
ジャミル「今生の別れみたいになってるぞ」
カリム「……ああ。でもオレ達、きっとまた会えるよな！」
イヴ「あれ、意外と成立してる？」
ケイト「カリムくん、ボケなのか天然なのかわかんないよね〜」
カリム「みんな！ また後でな！」
『頑張れよー』
イヴ「お気をつけて」
カリムはニカッと笑うと、アジーム邸へと走って行った。
ジャミル「それでは��絹の街��を案内します。皆さん、なにか要望はありますか？」
トレイ「俺は、ここにしかない伝統料理に興味がある。特にデザートは、レシピを覚えて自分で作ってみたいから、できるだけ多く食べたいな」
グリム「オレ様もウマいもの、いっぱい食べたい！屋台料理を全部食べてやるんだゾ！」
マレウス「僕は、この国の文化や風土を感じられるようなものを見たい。漠然としているかもしれないが、熱砂の国に来たと感じられるようなものを見て、リリアに報告したいと思っている」
ケイト「んー……オレも、熱砂の国にしかない珍しいものが見たいかな。映える建物とか、特産品とか」
ジャミル「Aとイヴは？」
問いかけられ、僕とイヴは腕を組んで考える。
もう序盤から驚く事が多すぎて腹いっぱいというのもあるが、これはまだ序の口に過ぎないのだ。
これが、異世界の旅行というやつか。
『……僕も美味しいもの食べたり、面白いものを見たいかな』
イヴ「だね。慣れないない土地だから、その土地ならではな事を体験したいよね」
ジャミル「それなら……まずは、��ラクダバザール��に行くか」
『バザール？』
ジャミル「バザール」
グリム「よーし！ ウマいものを食べに、出発なんだゾ！」
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冬雪(プロフ) - 京凛さん» コメントありがとうございます。好きになってくれて嬉しいです。頑張ります (2021年8月27日 21時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
京凛(プロフ) - すごい面白いです!!!このシリーズが大好きなので毎日更新楽しみにしてます!!!文才が神、、、この作品も冬雪様も大好きです!!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2021年8月27日 20時) (レス) id: c8e77dbc20 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ナギさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年8月25日 19時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 待ってましたぁぁぁぁ(´；ω；｀)更新頑張ってください！応援してますっ！ (2021年8月25日 13時) (レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年8月25日 0時
