【アナザー】それぞれの裏話 ページ49
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◇1893.終了
イヴ.
イヴ「(審査の後から全く記憶がない)」
朝、目覚めた直後に私はベッドの上で頭を抱えていた。
３日目の審査が終わって、寮に帰る前にちょっと休憩していたところまで覚えている。
しかし現状はどうだろうか。
今、私はオンボロ寮の寝室のベッドの上にいて、しかも制服から寝間着に着替えている。
全く記憶がない
寝室から出て談話室に向かえば『イヴ、おはよ』と朝食の準備をしているAちゃんが居た。
イヴ「お、おはよう……」
グリム「オメーにしてはぐっすり寝てたな。早く顔洗ってくるんだゾ」
イヴ「う、うん。
あの、Aちゃん」
『ん？』
イヴ「昨日って……私、どうやって帰って来たっけ」
『ああ、僕が寮までイヴをおぶって帰ったんだよ』
私はその場に床に手を置いて蹲った。
イヴ「ま、まさか着替えも……」
『うん』
私は頭を抱えて更に蹲った。
グリム「何やってんだゾ」
イヴ「だ、だって私、すごく子供みたいじゃない？おんぶしてもらって、おまけに着替えさせてもらうなんて……」
ああ、恥ずかしい。
穴があったら喜んで入りますとも。
『別に気にしなくてもいいのに。シルバー先輩も何も言わなかったし』
イヴ「他の人にも醜態を！？」
『寝言とか言ってなかったから深く考えなくてもいいと思うよ』
グリム「オメーは気にしすぎなんだゾ。寝ているところを見られたくらいで……」
『君はいろんな奴らに見られてるもんな。特に授業中とかで』
グリムくんの場合はよく居眠りしてるから、もう恥ずかしさとかないんだろうなぁ。
イヴ「以後、このような事が無いように気をつけます！！」
私は素早く談話室から洗面所に逃げ込む。
イヴ「(Aちゃんの傍にいると、すぐ気が緩んじゃうなぁ……)」
警戒心が薄れていることに反省しつつ、後でちゃんとAちゃんにお礼を言おうと思った。
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おまけ
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グリム「イヴのヤツ、気にしすぎなんだゾ。そんなにAにおんぶされて、着替えさせられたのが恥ずかしいのか？」
『イヴは純粋な女の子だからねー』
グリム「オメーも同じ��女の子��なのにイヴとはエラい違いだよな。 さてはオメー、女じゃねぇのか！？」
『もう半年も同居してんのに僕の性別を理解していないとはどういうことだ』
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
