◇1374.どっちのが美味しい？ ページ25
イヴ.
デュース「めちゃくちゃ美味いです！ ローズハート寮長は料理も出来るんですね！ 俺感動しました！」
リドル「大袈裟なんじゃないかい？」
どうやらハーツラビュルの黒ベスト組には好評のようだ。
リドル先輩も少し嬉しそうで安堵する。
マレウス「……クローバー達は少々ローズハートに甘すぎないか？」
『あいつらは単に素直なだけだよ。不味かったら不味いって言うと思うし美味かったら美味いって言うと思うよ。デュースなら尚更』
マレウス「これだと僕が間違ったことを言ってるみたいじゃないか」
『いや、そーいうわけではないと思うよ』
マレウス「お前も食ってみろ」
ツノ太郎くんはロールキャベツ丸々１個をフォークで挿すと、それをAちゃんに向けた。
『いや、丸々１個はちょっと』
「なんだ、僕からは受け取れないと言うのか」
と、少し拗ねた表情を浮かべたツノ太郎くんに、
��うわ、面倒くせー��とでも言いそうな表情を浮かべるAちゃん。
Aちゃん、それは顔に出すぎ
リドル「……ねぇ、デュース」
デュース「はい、なんですか？」
リドル「種類は違うけど、ボクの料理とトレイの料理、どっちが美味しい」
リドル先輩、それは酷な選択かと
トレイ「おいおいリドル、それはさすがに比べようがないだろ。俺はスイーツ専門だし」
リドル「それもそうだね。甘いものとしょっぱいものだと比べるのが難しいよね」
トレイ先輩とリドル先輩は笑い合っているが、デュースくんは本気で悩んでいるのか、顔から変な汗を出しながら四苦八苦している。
デュース「イヴ、僕はどうしたら……」
イヴ「深く考えないでデュースくん！ ここは直感だよ！」
デュース「ちょ、ちょっかん？」
イヴ「嘘でしょデュースくん！！」
まさか考えすぎて��直感��すら忘れてしまったというのだろうか。
そうだ。こういう時は怖いくらい素直なAちゃんからアドバイスを貰えばいい、と思い彼女の方を振り向くが、まだツノ太郎くんと攻防戦を行なっていた。
微妙にツノ太郎くんが楽しそうに見える。
マレウス「ほら、遠慮するな」
『せめて切り分けムグッ！』
イヴ「Aちゃん！！」
無理矢理押し込まれたロールキャベツを床に落とさないように手で抑えるAちゃん。
マレウス「その程度のサイズを丸呑み出来ないのか。 小さき口だな」
『……』
.
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
