◇1351.自立のため ページ2
リドル.
クロウリー「険しくつらい食の道……その頂に辿り着く過程で降りかかる幾多の困難。無慈悲で公正なる試練を得て、貴方がたが手に入れるのは絶望か喜びか……はい！ というわけで��マスターシェフ��に参加するみなさん、準備はよろしいですか？」
重く感じていた空気が一気に軽くなった。
大食堂にて、どこか真剣に��食��の事を語る学園長が一瞬だけ居たが、すぐに普段と変わらない様子の学園長に戻ってしまった。
クロウリー「シラバスを熟読したうえでの応募とは思いますが、本プログラムをおさらいしておきましょう。
えー、コホン！
��マスターシェフ��は、食堂でのお手伝いを通して調理技術を学んでもらう授業です」
ボク達は今や食堂で料理を食べているけれど、寮を出たら自力で食事を用意しなければならない。外食ばかりでは食費が嵩むし、好きな物ばかり食べては栄養バランスが偏ってしまう。
そんな事で心身を崩しては、魔法士として大成出来ないどころか、自立なんて出来やしない。
自力で、健やかで自立した生活を送るため栄養素や献立についての知識をつけなければならない。そのための��マスターシェフ��だ。
クロウリー「ナイトレイブンカレッジを進級、卒業するには必修科目だけでなく選択科目の単位も必要ですが……マスターシェフの実食審査で良い結果を出せれば、選択科目の単位を１つ獲得できます。
審査員の胃袋をがっちり掴んで料理スキルと単位の両方をゲットしてください！
ちなみに審査員は、我が校の生徒や教師の中から審査当日にランダムで選ばれます」
リドル「学園長、質問よろしいですか？」
クロウリー「はい、なんでしょう？」
リドル「なぜそのようなシステムになったのでしょうか？」
審査式に文句はないが、なぜランダムなのだろう。
毎回審査員を変えなければいけない理由があるのだろうか。 固定であれば時間や手間など支障は出ないんじゃないだろうか。
クロウリー「ああ、それは自前に決定すると、審査員に不正な取引を持ちかけて単位を取得しようとする生徒が続出したからですよ！」
リドル「なんだって！？」
シルバー「賄賂か……」
ボクの隣にいたシルバーは「そんな奴がいるんだな」と呆れた表情を浮かべた。
リドル「……ボク達がそんな不正をするとでも？」
クロウリー「いえいえ！ これっぽっちも思っていませんよ！」
.
◇1352.お茶目なゴースト→←◇1350.【シェフ】マスターシェフ
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
