◇1395.金持ちからのおめぐみ ページ46
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『え、いや……』
シルバー「嫌！？」
『別に君から貰う物なんてないですよ。今回の件を引き受けたのは僕らですし、報酬なら食堂のおばけさんから貰いましたし』
この世界に来てから、僕らは本当に周りの奴らに良くしてもらっている。 その代わり変な事には巻き込まれるが。
辛い事があっても、人助けをすればそれが自分に返ってくるように、周りの奴らはなんだかんだ僕達のことを助けてくれる。
もう充分過ぎるくらいに。
だからこれ以上はあいつらからは何も要求しない。
するとシルバー先輩は１人で考え込んで「マレウス様の言う通りだな」と１人で納得した。
『え、何がです？』
シルバー「マレウス様がお前達に贈り物をしたいと言った時、お前達は頑なに��何も要らない��と言ったそうだな」
『あれ、まさか僕今から君に��無礼者��って叱られる？』
シルバー「そんなことは言わない。ただ��恐れを知らない奴だな��とは思う」
僕はこの世界に来てから、こいつの怒りにだけは触れないでおこう、という奴らがいる。
その中にツノ太郎セコムがいる。
こいつらはほんとツノ太郎のことになると地獄の果てまで追いかけてくるような勢いで癇癪を起こすから敵に回したら多分メンタルが死ぬ。
シルバー「同時に��無欲な奴��だなと思う」
『だって相手は僕よりなんでも持ってる御仁ですよ！？ な、なんか怖くないですか？』
シルバー「？ よくわからないが……」
なんでだよ
シルバー「そういえば、お前はさっき��圧力鍋が欲しい��と言っていたな」
迂闊、僕！！！！！！
シルバー「丁度マレウス様がお前達が欲しい物を知りたがっていた。報告していいか？」
『やめて！！金持ちのお恵みなんて怖過ぎる他ないから！！』
シルバー「何をそんなに怖がる必要がある……！？」
『君は金持ちの真の恐ろしさを知らないようだ。
……いいだろう、教えてやる』
僕がそう言えば、シルバー先輩は固唾を飲んだ。
『そう、あれはカリムから話しかけられる程度には距離が縮まってきた時の事』
シルバー「カリムか。同じクラスだからよく話す」
『ウインターホリデーの時、スカラビアで詳しくは言えませんがなんやかんやありまして、その時の詫びとしてあいつはポケットから出した物を僕に渡してきたんですよ。
ソレ、なんだったと思います？
ソレ、なんだったと思います？』
シルバー「さ、さぁ？」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
