◇1386.慣れ ページ37
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「魔法薬学室が爆発したっぽいけど」
どうやらさっきの爆発音は魔法薬学室からだったらしく、外の様子を見に行った食堂のおばけさんが青い顔でそう言った。
『ああ、やっぱり魔法薬学室か』
イヴ「爆発音といえば魔法薬学室か、コロシアムからしか聞こえないもんね」
「平然としてらっしゃる！
様子とか見に行かなくて大丈夫なのかい！？」
リドル「ご心配なく。火事が起きていない限り、魔法薬学室に居た生徒は無事でしょう。……いろんな意味で無事じゃないかもしれませんが」
『自分で起こした事は自分の責任ってね。今頃クルーウェル先生が対処してくれてるでしょう』
「ええええぇぇぇぇ」
魔法薬学室から爆発音がするのは日常茶飯事。
いちいち気になって見に行ってはラチが開かない。
イヴも最初は心配になったり慌てたり顔が青くなったりと忙しかったが、今では��いつもの事なんだな��と自己完結したらしく、平然としている。
イヴが成長してくれて僕は嬉しいよ。
面倒事には極力巻き込まれたくない。
「……じゃ、じゃあ、調理は続けていいんだね？」
シルバー「お願いします」
『腑に落ちないかもしれませんが続行してください』
「……それじゃあ次はデミグラスソース作りといこうか」
サムさんの店で買ったデミグラスソースを電子レンジに入れ、温める。
ビーフシチューを作るのならデミグラスソースも１から作った方がいいと思うが、きっと時間短縮のためだろう。
デミグラスソースはいろんな料理に使える。
例えば、ハンバーグにオムライス。料理本で見つけたものではチキンのデミグラスソース煮というものがあった。
シルバー「ソース作りは思いの外速く終わったな。使い終わった鍋や包丁を洗っておくか」
『(空いた時間にちゃんと使った物の洗いものをするのか)』
なんとなく感心した。
『(じゃあ僕は皿を用意するか)』
その場から離れ、食器棚から見映えを考えて耐熱皿を取る。審査員は３人であるため、スプーンと一緒に３人分用意する。
『(今回はあんま手伝うことなかったな)』
圧力鍋を味方につけたシルバー先輩はもしかしたら立派に一人立ち出来るのかもしれない。
食器を持ってシルバー先輩の元へと戻る。
シルバー「……鍋を……洗……う……」
前言撤回
『うわぁっ！ 包丁持ちながら眠ろうとしてるよこの剣士！』
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
