◆1075.不服 ページ39
Ｎｏ Ｓｉｄｅ.
刹那、
『……！』
狼男が��監督生��を抱き上げ、地面を転がり、狼男は片腕に��監督生��を支えながら体勢を整えた。
カリム「ウウウーッ！！！
ガウガウッ！ ガルルルル！！ ギャウギャウギャウ！！！」
『(めっちゃ吠えとる……)』
激しいくらいに唸っては吠え、仲間を呼んでいるかのように遠吠えをする狼男に男と女は完全に怯えきってしまっている。
「は、歯茎むき出しで唸ってる！ 本当に食べられちゃうよ！」
「二度とぽい捨てなんてしません！
許してください〜！！！」
カリム「ガウガウガウッ！！！
ギャオオオオオオオオン！！！」
男と女は一目散に門の方へと駆けて行った。
『……す、すごいなカリム。 君いつそんな狼の真似事が出来るようになったんだ？』
Aが見たカリム・アルアジームの狼の真似は狼というより��頑張って吠える犬��みたいなものだったが、今のカリム・アルアジームは本当に狼のように迫力がある。
カリム「ヴヴヴヴォォォォオオオオオオ！！！！」
『……えと、カリムさん？』
カリム「ウウウウ……！」
イヴ「Aちゃん、カリム先輩！」
すると、茂みの奥からスカラビアの寮生達とイヴが顔を出して、A達の元に向かうが、
カリム「グルルル……」
「り、寮長……？」
ジャミル「カ、カリム？」
マジカメモンスターはいなくなったというのに、彼はずっと唸っている。 本当に狼男に取り憑かれたんじゃと思うくらい、狂ったように吠える。
イヴ「Aちゃん、カリム先輩どうしちゃったの……？」
『ふむ……』
すると、Aがカリム・アルアジームの頭にポンッ、も手を置くと「……あれ？」と正気を取り戻すカリム・アルアジーム。
カリム「気づいたらお客さんがいない。 帰っちゃったのか？」
『もうとっくに帰ったよ』
カリム「そっかぁ……。 反省してくれたんなら、仲直りして一緒に写真を撮ろうと思ったのに……残念だ」
「ああっ、いつもの寮長だ！」
いつものカリム・アルアジームに戻ったとわかったA達は安堵の息を吐く。
カリム「A、大丈夫か？」
『ん？』
カリム「さっきお客さんに殴られそうになっただろ？ 掠ったりとかしてないか？」
『……』
Aのことを心配して彼女の顔を覗き込むカリム・アルアジームにAは不服な表情を浮かべた。
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三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» 了解しました (2020年12月22日 23時) (
レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 三色弁当さん» とても心強いです。よろしくお願いします (2020年12月22日 23時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» いえ、上から目線と感じてませんので安心してください、長々とすみません、、主様の作品は素敵なのでもし、有り得ないかもしれませんが盗作がされた場合、通報等協力しますのでその時はよろしくお願いします、、 (2020年12月22日 22時) (レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 三色弁当さん» 読みました。自分の作品とは違って落ち着きのある作風だと思いました。上から目線で申し訳ありませんが良いと思います (2020年12月22日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» そうなんですね。私も少しずつ書いてますが読んでもらえますかね (2020年12月22日 21時) (レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月22日 0時
