◆1058.気分悪ぃ ページ22
Ｎｏ Ｓｉｄｅ.
「俺達が必死に集めたお宝に手を出すってことは……」
ザリッ！！ ザリッ！！
海賊のゴーストは、その姿を現した。
ジャック「……俺らと戦う覚悟があるってことだよなぁ！！」
「ぎゃぁぁああ！！ 出たああ！！！」
「ゴ、ゴーストだあああ！！」
ジャック「海賊のお宝に手をつけたヤツが、どんなに目に遭うのか……その身をもって思い知れ！
がおー！」
自分たちよりも倍大きな海賊のゴーストに、マジカメモンスターの女はその場に尻餅をつく。
「うあ……ああ……あああああぁぁぁぁ！！！！」
しかし恐怖で混乱しきった男は自撮り棒を振り回しながら魔法を撃ち乱れる。
Aは男からすぐに離れるが、目の前に火の玉が迫っていた。
『(１発くらうか)』
Aには魔法が効かない。
たとえ腕が燃え、骨だけになったとしてもすぐに回復して元通りになる。
痛みを覚悟して腕に前を出した刹那、
『え』
大きな魔法陣で形成されたバリアが突然自分の前に現れ、マジカメモンスターの男が放った火の玉を弾いた。
レオナ「これで借りはチャラな」
Aの隣に立ったのはレオナ・キングスカラーだった。
先程のバリアは彼が創ったものだった。
『い、今の規格外れのバリアってレオナ先輩が創ったもの！？』
レオナ「こちとら、女が負傷するのを見ているだけってのは気分悪ぃんだよ」
『……もったいなきお言葉』
レオナ・キングスカラーが自分のことを守ってくれたのだとわかると、Aはフードを深く被った。
すると、一瞬だけ強い光が弾いた。
その直後、マジカメモンスターは動きを止め、その場に膝から崩れ落ちた。
予定通り、ジャック・ハウルが目眩し程度の魔法で彼らを怯ませたのだ。
「ひいっ、許してください！
もう宝物には触りません！」
「呪わないで！
助けてぇぇええ！！」
マジカメモンスター達は懲りたのか、一目散に門へと走って行ってしまった。
ジャック「……よっしゃあ！
見たか、マジカメモンスター共め！」
物陰から見ていたイヴと近くで見ていたAはジャック・ハウルの元へと駆け寄る。
『やったな、ジャック！』
イヴ「大成功、だよね？」
ジャック「ああ！ ……ありがとな、お前ら」
Aとイヴが手を出すと、意味がわかったジャック・ハウルは照れながら笑い、ハイタッチをした。
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三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» 了解しました (2020年12月22日 23時) (
レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 三色弁当さん» とても心強いです。よろしくお願いします (2020年12月22日 23時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» いえ、上から目線と感じてませんので安心してください、長々とすみません、、主様の作品は素敵なのでもし、有り得ないかもしれませんが盗作がされた場合、通報等協力しますのでその時はよろしくお願いします、、 (2020年12月22日 22時) (レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 三色弁当さん» 読みました。自分の作品とは違って落ち着きのある作風だと思いました。上から目線で申し訳ありませんが良いと思います (2020年12月22日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当(プロフ) - 冬雪さん» そうなんですね。私も少しずつ書いてますが読んでもらえますかね (2020年12月22日 21時) (レス) id: a10eeaec6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月22日 0時
