◆993.最後の手段として ページ6
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『とりあえず香炉は置いてきたけど……』
イヴ「すごく嫌そうな顔してたね……」
１度追い払ったものの��マジカメモンスター��がまた現れないとは限らないため、念のために��誘いのお香��をジャックに預けたが、
サバナクロー寮生に微妙な顔をされたのは言うまでもない。
『てか、ここまで酷いなら警察呼べばいいのにな。その方が手っ取り早いし、僕達も楽だし』
イヴ「でも、警察が来ちゃうとせっかくのハロウィーンが台無しになっちゃうかもね。先生達も被害は最小限に抑えたいのもそのためなんじゃないかな？」
『たしかに、警察が来て僕らのことも調べられるかもしれないし。いろいろと面倒だ』
手っ取り早い手段は��警察��。
しかし、それは本当に最後の手段として取っておきたい。
��マジカメモンスター��と言っても、ここの学園の生徒よりは魔力は高くないし、戦い方もなにも考えずに撃ってるって感じで、そこまで危なくない。
まあ、殺傷力があるのは変わりないが。
『まあ、そこらへんの判断は先生達に任せて……僕らは次、どこに向かおうか？』
イヴ「んー……魔法薬学室に行ってみる？ アズール先輩とジェイド先輩からいるから対応とか大丈夫だと思うけど、あそこは魔法薬があるし……」
『フロイドが暴れてたら大変だもんねー』
��マジカメモンスター��を避けながら歩いていると、ちょうど魔法薬学室の近くまで来ていたため、僕らはそこに向かう。
『(ん？)』
見覚えのいるモノトーンの男に気づき、僕らはそいつに近づく。
『クルーウェル先生！』
クルーウェル「……Aとイヴか」
イヴ「クルーウェル先生も魔法薬学室に？」
クルーウェル「まあな。魔法薬学室は俺の管轄だし、念のために様子を見ようと思ってな」
まあ、納得。
すると「ん？ 仔犬、その袖はどうした？ 焦げた痕があるぞ」と、さっきサバナクローでの一件で焼け落ちた袖を指摘され、僕はすぐに背中に隠した。
『もとからありませんでしたよ？ そーいう仮装ですので』
クルーウェル「そうか？ 目が泳ぎまくってるが」
『泳ぎたい気分なんです』
クルーウェル「……まあ、いい。魔法薬学室が見えてきたしな」
上手く誤魔化せたかはわからないが、話は逸らせてよかった。
イヴのジト目の視線が痛いが。
僕らは魔法薬学室の扉の前に立ち、クルーウェル先生は扉を開けた。
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年7月19日 0時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 作者さん！！僕この小説めっちゃ好きです！これからも頑張ってください応援してます！ (2022年7月18日 23時) (レス) @page13 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rena．さん» コメントありがとうございます (2021年1月15日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 999話があのジャミルのドッカーンで笑いました。最高です笑 (2021年1月15日 1時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - サイコパス人間さん» ありがとうございます。頑張ります (2020年12月20日 1時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月1日 0時
