◆1033.君達のせいじゃない ページ46
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ケイト「……たしかに、イヴちゃんの言う通りだね」
トレイ「ケイト？」
ケイト「ゴーストちゃん達は、ただハロウィーンの写真をマジカメにあげただけ。それのなにが悪いの？ オレや、みんなが、いつもマジカメを楽しく使ってるのと同じことだよ」
トレイ「……うん。そうだな」
エース「確かに、オレも自分の写真とか珍しいものとかよくマジカメに上げるわ」
ケイト「でしょ？ それにさっき��マジカメなんて始めなきゃよかった��って言ってたけど……ゴーストちゃん達のマジカメのおかげで喜んでくれる人もたくさんいるんだよ」
「ほら、見てみて」とケイト先輩がスマホの画面をおばけさん達に見せた。
そこにはマジカメの画面で、コメントが表示されていた。
��ナイトレイブンカレッジのハロウィーン楽しかった！��
��ゴーストがたくさん見られて嬉しい。見えなくてもきっと家族のことろにも帰ってきてくれるんだね��
��賢者の島、遠かったけどいいところだった！また来年もこの時期に行きたいな��
そう、書かれていた。
ケイト「……ね？ 写ってる人達、みんなすっごくいい笑顔！ これ全部ゴーストちゃんのおかげ」
「……！」
ケイト「ハロウィーンを素直に楽しむ人もいるし、珍しい写真を撮りたがる人もいる。考え方は人それぞれ。全ての人とわかり合うなんて現実的に考えて無理じゃん？ たくさんの人が集まったら、わかり合えない人の数も増える。なにがきっかけでも一緒だよ」
イヴ「ケイト先輩……」
ケイト「だからこの騒ぎは、マジカメとかゴーストちゃんのせいとかじゃないってオレは思う」
え、なにあのケイト先輩……めちゃくちゃ良いこと言ってる……
……でも、ああいうことを言ってくれる奴がいるから、誰かが安心出来るんだ。
それは、おばけさん達も同じで。
『おばけさん』
「A……」
『僕達のために、ハロウィーンを用意してくれてありがとう』
「……」
イヴ「おばけさん達のせいじゃないです……逆に、おばけさん達が居てくれたから、私達は、ハロウィーンを楽しむことが出来たんです」
「う……うう……」
「A、イヴ〜！！」と涙を流しながらおばけさん達が腕を広げて僕達に近づいてくるため、僕達も腕を広げておばけさん達に近づく、
が、
スカッ、とおばけさん達は僕達の体を透き通った。
そしてそのまま僕らは地面に顔からスライディングした。
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年7月19日 0時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 作者さん！！僕この小説めっちゃ好きです！これからも頑張ってください応援してます！ (2022年7月18日 23時) (レス) @page13 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rena．さん» コメントありがとうございます (2021年1月15日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 999話があのジャミルのドッカーンで笑いました。最高です笑 (2021年1月15日 1時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - サイコパス人間さん» ありがとうございます。頑張ります (2020年12月20日 1時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月1日 0時
