◆1014.カウントダウン ページ27
イヴ.
「どうして声帯確認にしなかったんですか〜！迅速にアプデ希望！」
イデア「りょ！ で、でも今はとにかくビームを発射に備えてゲスト達を外に出すんだ！」
オルトくんのことはイデア先輩がなんとかしてくれることを信じているけれど、
『君らマジで外に出てくれ！ 擦り傷程度じゃ本当に済まないぞ！』
「あはは！ここの生徒さん演技ちょーうま〜い！動画も撮っていいですか？」
「ていうかあの青い髪の人の衣装も凄くない？鎧着てるよね？マジぱないんですけど〜！」
『だからやめろって！』
「まま、そう言わずに！一緒に写真撮りましょ」
『ちょっ、』
イヴ「Aちゃん！」
お客さんがAちゃんの肩を抱いてスマホでツーショットを撮ろうとした刹那、
オルト「……５０％、６０％、７０％」
イヴ「な、なんかカウントダウンが速まってませんか！？」
イデア「え、ウソ！？ 待って待って待って、なんで！？これじゃあ間に合わないよ！」
『オルトくん！！！』
すると、Aちゃんはすぐさま肩を抱いていた人を押し退け、オルトくんを抱き締め、その勢いでAちゃんとオルトくんは床をゴロゴロと転がり、本棚に衝突した。
衝突した衝撃で本棚から本が数冊落ち、Aちゃんに当たる。
『いでで……』
イヴ「Aちゃん、大丈夫！？」
すぐにAちゃんのもとに駆け寄り、乗っかっている本をどかす。
すると、
「なに今の！すっごいアクション映画みたいだった！」
「なんかの役者さんだったりします？ 写真一緒に撮ってもらっていいっすか！？」
「今の動画に残したーい！ もう一回やってもらってもいいですか？」
イヴ「(こ、この人達……)」
Aちゃんの心配よりも写真のことで頭にいっぱいになっているの……？
この人達、本当に人間なの……？
オルト「……らないで……」
イヴ「！」
すると、本の山から起き上がったオルトくんはAちゃんの前に立って、
オルト「Aさんを撮らないで！！！！！！！」
オルトくんの怒鳴り声と共に、キーンという不愉快な音を感じ、咄嗟に耳を塞ぐ。
刹那、図書館の照明が消え、辺りが真っ暗になった。
「え、なに？停電？」
「それともこれも演出？」
イデア「……す、すみません、お客様！ 停電ですので一旦外に出てください！」
「出口はこちらです！ さあ、早く！」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年7月19日 0時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 作者さん！！僕この小説めっちゃ好きです！これからも頑張ってください応援してます！ (2022年7月18日 23時) (レス) @page13 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rena．さん» コメントありがとうございます (2021年1月15日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 999話があのジャミルのドッカーンで笑いました。最高です笑 (2021年1月15日 1時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - サイコパス人間さん» ありがとうございます。頑張ります (2020年12月20日 1時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月1日 0時
