◆1001.におい ページ14
イヴ.
イヴ「(マジカメモンスターの人達が地面に倒れていく！)」
どうやら時計の効果が効いているようで、マジカメモンスターの人達が次々と眠っていく。
『よし、今の内に魔法で飛ばせば、』
イヴ「カリム先輩、お願いしま、」
カリム先輩の方を振り向けば、時計を向けていないのに何故かカリム先輩も眠っていた。何故。
するとAちゃんが躊躇なく『起きろ』とカリム先輩のお腹に１発拳をキメた。
カリム「ぐふっ！！」
サム「ｏｈ！ 小鬼ちゃん強烈だね！」
イヴ「(相手、大富豪のご子息なんだよなぁ……)」
カリム「……ハッ！ オレは一体……」
『いいから早く眠った客を門の外へ飛ばせ！ トレイン先生にバレたら叱られるのは僕らだぞ！』
カリム「わ、わかった！」
カリム先輩は急いでマジカルペンを取り出し、トレイン先生にバレないようにこっそりマジカメモンスターの人達を学園の門の外へと飛ばした。
カリム「な、なんか腹が痛い……」
『気のせいだろ』
カリム「……そうかも！」
き、気のせいで終わらせてる……恐ろしい……
サム「ああ、でもよかった……。小鬼ちゃん達のおかげでマジカメモンスターがいなくなった」
トレイン「……いつの間に帰らせたんだ？」
イヴ「え、えーと……��防犯システム��です」
私はすぐに懐中時計を背中に隠した。
トレイン「……まあいい。
お前達、なにがあったか洗いざらい話してもらおうか」
どうにか誤魔化せたようで、ホッと安堵する。
カリム「それがさあ……」
ジャミル「アイツら、どこでもお構いなしにポイ捨てするんです！」
トレイン「ポイ捨て？」
サム「ポイ捨て？」
ジャミル「ゴミ箱の周辺を見てください」
ジャミル先輩に言われた通り、外に備え付けられていたゴミ箱に視線を移すと、ゴミ箱では入りきれないほどのゴミが辺りに散乱していた。
そして今やっと気づいたが、
『なにこれくっっっさ！！』
トレイン「うっ！ すごい悪臭だ！！」
コロシアムで嗅いだお香の臭いよりかはまだ我慢出来る範囲だけど、これはたしかに臭い。臭すぎて私達は咄嗟に鼻を摘んだ。
甘い匂いとツンする腐臭が混ざっていて、簡単に言えば不愉快な臭いだ。
『甘ったるいし臭いし……吐きそ』
ジャミル「ここではやめろよ」
イヴ「この臭いの原因はいったい……」
サム「捨てられているのは……」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年7月19日 0時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - 作者さん！！僕この小説めっちゃ好きです！これからも頑張ってください応援してます！ (2022年7月18日 23時) (レス) @page13 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rena．さん» コメントありがとうございます (2021年1月15日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 999話があのジャミルのドッカーンで笑いました。最高です笑 (2021年1月15日 1時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - サイコパス人間さん» ありがとうございます。頑張ります (2020年12月20日 1時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年12月1日 0時
