【アナザー】それぞれの裏話 ページ49
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◆564.貴女へ
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ラギー「ほんとアンタもお人好しッスよねー」
スカラビアで打ち上げ中、ラギーは僕にそう言う。
それはきっとさっき読んだ手紙の事だろう。
『カリムほどお人好しじゃないよ』
カリム「そうか？Aは優しいと思うぞ」
イヴ「そうだよ。私、友達として誇らしいもん」
ヴィル「それと、妖精の郷の女王から直々の手紙なんて前代未聞よ。あまり誰かに言いふらさないほうがいいわ」
『はーい』
この場には、僕とイヴとグリム、レオナ先輩とラギー、カリムとジャミル先輩、そしてオネエ様しかいない。
つまり、この７人と１匹の秘密ということになる。
しかし、グリムは食い物を食べるのに夢中なので多分話の７割は聞いていないだろう。
イヴ「でも、なんでリンゴ？」
『ああ、たしかそん時、トレイ先輩の手伝いでリンゴの収穫してたんだよ。なんでもない日のタルトの材料に使うんだとかで。あの時は予想以上多く採れたから半分持ってっていいって言われて』
イヴ「そういえばリンゴたくさん持って帰ってきた時あったね。グリムくんがその日のうちに全部食べちゃったけど」
カリム「グリムはよく食うな〜」
ジャミル「食い過ぎだと思うがな」
僕らの任務が終わっても、フェアリーガラは今でも植物園で続いている。
今回も、不思議な事には巻き込まれたが、いろいろと楽しめたような気がする。これも経験のうちというやつなんだろう。
とりあえず、女王のことをこの先ずっと、覚えておこうと思った
イヴ「Aちゃん、お手洗い行かない？」
『うん。ちょっと席外す』
カリム「おう」
一旦僕とイヴはトイレに向かうため、席を外す。
ヴィル「あら、この封筒、中にもう１枚手紙が入ってるわよ。レオナ、読んでちょうだい」
レオナ「あ？……��ps.貴女達を見つけたという見張りには今回の事は忘れなさいと水に流しておきました��」
ラギー「さすが女王様……」
ヴィル「いえ、元はと言えばAが女王のことを助けたから作戦が上手くいったと言ってもおかしくないわ」
ラギー「また敵に回したくない要素が増えちまったッス……」
ジャミル「Aのヤツ、自分が凄い事をしたって絶対自覚していませんね」
『？』
イヴとトイレから戻ってくると、レオナ先輩達が僕を見るなりクソデカ溜息を吐いていた。
なんなんだ。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
