◆563.打ち上げ ページ41
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カリム「オマエ達は外で何してたんだ？」
『玄関の扉からノック音が聞こえたから扉開けたら果物と花束と手紙だけがありまして』
ラギー「イタズラ……にしては華やかッスね」
カリム「イタズラじゃなくて、感謝の気持ちなんじゃないか？花束と果物なんて洒落ているじゃないか」
『差出人の名前は多分この手紙に書いてあると思うんだけどさ、』
「どれどれ〜？」と僕から手紙を奪うラギー。
ラギーにも理解出来ないのか、眉間にシワを寄せるラギー。
「なんて書いてあるんだ？」とカリムが横から覗いて手紙を読むが難問が解けない時みたいに顔をしかめるカリム。
ラギー「なんスか？この手紙……」
カリム「なんか、よくわかんねえな……」
イヴ「お２人でも読むの難しいですか？」
ラギー「相手は字を覚えたてなんスかねぇ……」
『字を覚えたて……ということは差出人はショタかロリという可能性が！！』
ラギー「子供がこんな洒落た贈り物するなんて聞いたことないッスよ！逆に見てみたいッスわ！」
少し期待したが、ラギーの言葉も一理ある。
僕は手紙を奪い取り、読もうと努力するがやっぱり少し、いやかなり読みにくい。
『……とりあえず、保留！』
ラギー「結局？」
『読めないものは読めん！！』
ラギー「胸を張って言うことッスか」
イヴ「とりあえずこの花束と果物は談話室に置いてくるね」
そう言ってイヴは花束と果物を持って寮の中へ姿を消した。
『てか君ら、何しに来たんだ？』
カリム「おう。今からフェアリーガラの打ち上げ会をやろうってことになってな！」
『打ち上げ？』
ラギー「今ジャミルくんがご馳走を作ってくれているそうッスよ」
イヴ「ジャミル先輩も大変ですね……」
『あ、イヴおかえり』
カリム「レオナもヴィルも来てくれるって！クルーウェル先生は忙しいからダメだったけど……」
『教師は大変だなー』
でも打ち上げはしたいな、とは思っていたところだったからタイミングが良かった。
さっきまでイヴとそんな感じの話をしてたし。
イヴ「でもジャミル先輩だけで料理を用意してくださるのはなんだか気が引けます……私もお手伝いします！」
『しゃーない。行くか』
グリム「やったー！ご馳走なんだゾ〜！」
僕は手紙をポケットにしまい、
玄関の扉を閉め、僕らはスカラビアに向かうため、鏡舎へと歩き出した。
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
