◆538.ミスマッチ ページ16
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ラギー「お、この金ピカのタイピン、高そうでいいッスね。採用っと」
カリム「うーん……なんか胸元が寂しくないか？でっかい宝石とかつけようぜ」
ラギー「宝石！ いいッスね！
んじゃ、この赤い石のブローチとか……」
うわぁ……
見事に派手になってやがる
カリム「小指の先くらいしかないルビーだな。目立たないんじゃないか？ウチでボードゲームのコマに使ってたダイヤより小さいし、もっと大きいやつにしようぜ」
ラギー「ボードゲームのコマ！？なんでそんなモンにお高い宝石使うんスか！？」
カリム「なんでって……もともと家にあったやつだし、理由なんて考えたこともなかったな」
ラギー「へ、へ〜……。カリムくんもレオナさんもやっぱ金銭感覚ぶっ壊れてるッスね……」
カリム「あっ！ ラギーの顔より大きい青い宝石のブローチがあるじゃないか！」
そう言ってカリムが取り出したのはそんな宝石どっから出したのかってくらいデカいブローチ。
しかも埋め込まれている宝石は言わずもがなサファイアだろう。
クルーウェル先生もクルーウェル先生で何かがぶっ壊れているのはたしかだろう。
そろそろ止めに入ろうとした刹那、
クルーウェル「不合格だ、アジーム！！」
いつの間にか戻っていたクルーウェル先生に驚いていると先生はカリムから宝石を取り上げる。
クルーウェル「なんて品のないコーディネイトだ……タッキーをはき違えるな！まず衣装を見ろ。ブッチの魅力を引き立たせるために白い布地をベースにシンプルに仕上げている。だとすると、装飾も色数が増えないよう白や銀で最小限のアクセントを添えるように留めるべきだ」
『それは、つまり？』
クルーウェル「つまり、サファイアのブローチもゴールドのピンもミスマッチ！すべて外せ！」
まあ、そうだとは思ったよ
さすがファッションの鬼と言われているだけある先生だ。ちゃんとラギーに似合う布地を選び、装飾品も考えていたらしい。
ファッションとかよくわからないけど。
『にしてもなんで唐突にラギーはやる気を出したんだ？初っ端からやる気なんてなさそうだったのに』
レオナ「……」
ジャミル「レオナ先輩は知っていそうですね」
『マジ？』
レオナ「……まぁな」
『さすが四六時中一緒にいるだけあるね。わかってるならああなる前に止めてほしかったけど』
レオナ「面倒くせぇ」
『そこは見捨てるなよ』
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
